暁 〜小説投稿サイト〜
髑髏天使
第三話 日々その十一
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話

「相手がいればそれに越したことはないが一人でも鍛錬はできる」
「いい考えじゃ。それでこそじゃ」
 博士はそんな牧村の言葉を肯定してみせた。
「では頑張れよ」
「わかった。では早速な」
 応えると共に席を立つ。そうして部屋を出ようとする。
「フェシング部に顔を出して来る」
「もうか。早いな」
「思い立ったらその時だ」
 牧村の信条でもある。即断即決もまた彼の持っているものの一つなのだ。
「だからだ。行って来る」
「左様か。今日はもうここに戻らんか」
「それはわからない」
「戻って来たら面白いものがあるぞ」
「面白いもの?」
 それを聞いて博士に顔を向ける。扉の前で立ち止まる。
[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ