第二話 天使その十五
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のう」
「了解」
「それじゃあ」
こうして妖怪達は酒を飲みだし博士は本のさらなる読解にかかった。その頃牧村はサイドカーで学校を出て学校の近くの河の岸辺にいた。そこで一人座り込み河の流れをただ見ていたのであった。
何故見ているかというと己の気持ちを落ち着ける為だ。比較的クールで物事を受け入れる性格の彼だがそれでも今自分に起こった事態を受け入れるには相当な動揺と混乱があるのだ。それを落ち着ける為に今は河を見ていたのだ。
河は静かに流れている。水面には微かに波がありそれが太陽の光を反射して銀色に輝いている。向こう側の岸辺には自転車で走る女の人が見え左手には橋がある。橋には車が時々行き交っている。そんなのどかな日常の中で彼は深刻な混乱と葛藤の中にいたのだ。
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