第二話 天使その六
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も今の博士の言葉がわからないのであった。
「それでどうしてまた」
「人間をだなんて」
「そのうちわかるものじゃ」
だが博士はここでは答えなかったのであった。
「そのうちな。それもまた」
「やっぱりねえ。わからないよ」
「博士、もうお酒回ってるの?」
「回ってることは回っておる」
自分でも飲んでいることは認める。
「しかしわしは幾ら酔っても大丈夫じゃ」
「だから余計におかしいと思ってるんだけれど」
「そこんところ本当に大丈夫なの?」
「じゃから。安心せい」
声は笑っていた。
「この程度ではのう。さあ、もう一杯じゃ」
「はいよ」
早速また一杯注がれる。それもまたすぐに消えてしまった。
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