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髑髏天使
第八話 芳香その四
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「それじゃあそれ。貰うわね」
「ええ。雑炊の後で切るから」
「わかったわ。じゃあお兄ちゃん」
 また兄に顔を向けて声をかける。
「それでいいわよね」
「ああ、わかった」
 ここでも表情を変えず頷く牧村だった。食べながらその口の中にあるものを感じていた。それは。
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