第五十六話 使長その十七
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ね」
「わかった。それではだ」
「さようなら」
最後の言葉はこれであった。その言葉を出してだ。
消えたのであった。青白い炎の中に。
神が姿を消えるとだ。世界は元に戻った。
戻ったのは橋の真ん中だ。かつて髑髏天使が烏男と闘ったあの場所だ。
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