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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第五十二話 狂気の魔装機
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当にな」
「何が終わったのじゃ?わしの世界がはじまるというのに」
「自分で自分がどうなってるかわからねえようになっている奴はもう終わりなんだよ」
 マサキの言葉は続く。
「こうなっちまっちゃもうどうしようもねえ!ゼツ、俺達が手前を裁いてやるぜ!」
 サイバスターの身体に何かが起こった。突如としてその身体が白く光った。
「これは・・・・・・」
「精霊憑依ね」
 ウェンディが皆に対しこう語った。
「精霊憑依」
「元々魔装機はその力を精霊によって得る」
「はい」
「サイバスターは風の魔装機神。サイフィスと契約しているのよ」
「それじゃあ今サイフィスが」
「ええ。サイバスターに憑依したのよ」
 サイバスターの身体が今までとは違って見えた。気が感じられた。
「これでサイバスターの力は今までとは比較にならないものになったわ。そしてそれを引き出したマサキも」
「じゃあまさか」
「出切るかも知れないわ」
 ウェンディはまた言った。
「彼に引導を渡すことが」
「ゼツ!」
 マサキは叫んでいた。
「これが俺の手前への引導だ!受け取りやがれ!」
 そう言いながらサイバスターの前に魔法陣を出させた。
「アカシックバスターーーーーーーッ!」
 魔法陣の中から巨大なオーラの鳥が姿を現わした。そしてゼツに向かって飛ぶ。
 それは一直線にゼツのガッツォーに向かった。だがガッツォーはそれをさけようとする。だがよけきれなかった。
「ヌオッ!?」
 直撃であった。これにより右腕が肘から吹き飛んだ。
「わしの右腕が」
「まだだ!」
「今度はあたしの番だよ!」
 ヴァルシオーネが動く。そして赤と青の螺旋状のビームを放つ。
「クロスマッシャーーーーーーーーッ!」
 今度はその螺旋の光がガッツォーを撃った。右腕が完全に吹き飛んだ。
「ヤンロン!」
「わかっている!」
 ヤンロンはリューネの言葉に頷いた。そして彼も攻撃を仕掛けた。
「これで・・・・・・どうだっ!」
 グランヴェールは炎の柱をガッツォーに向けて撃った。電光影裏であった。
 それで今度はガッツォーの左腕を吹き飛ばす。またしても肘から下がなくなった。
「何か起こったのかのう?」
「まだわかってねえのか!」
 マサキは相変わらずの様子のゼツを見て思わず声をあげた。
「何処までいかれてやがるんだ」
「もうわかってる筈よ、マサキ」
 そんな彼に今度はテュッティが言った。
「彼には。もうこうするしかないわ」
 そう言いながら攻撃態勢に入る。
「行くわよ・・・・・・」
 いつもの穏やかな様子はなかった。その顔と声も激しいものとなっていた。
「ヨーツンヘイム!」
 そして水の柱を放った。それでガッツォーの左腕を完全に消し去った。
 だがそれでもガッツ
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