第11話
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れそれが小さく集まると美琴に向かって何個も飛んでいく。
美琴は柱を下るように走りその水の塊を避けていき、もう一度木山に電撃を放つがさっきと同じ様に電撃が独りでに木山を避けていく。
(やっぱり電流が誘導されている?
さっきの台詞からするといくつかの能力を組み合わせて、周囲に避雷針の様なものを作り出しているみたいね。)
「拍子抜けだな、超能力者というものはこの程度の者なのか。」
心底がっかりしたような声をあげる木山。
その言葉にカッチーン、ときたのか右手をあげると同時に電磁力を利用して、柱のコンクリートの一部を浮きあげる。
「まさか、電撃を攻略したくらいで勝ったと思うな!!!」
それを勢いよく木山に投げつけるがふむ、と木山が呟くと右手からレーザーの様なものが出てくる。
それが、一メートルくらい伸びて飛んでくるコンクリートに合わせるように振りコンクリートを切断する。
そして、左手の指を美琴が足で張り付いているコンクリートの柱に向けると、今度は指先からレーザーなものが発射されコンクリートに当たると円を描きコンクリートが消滅する。
張り付いていたコンクリートが剥がれ美琴は地面に落ちる。
「いたた・・・もう!!!あんたは見ているだけで手伝わないのか!!!!!」
美琴は腰をさすりながら上で自分達の戦いを見ている麻生に向かって叫ぶ。
「私も気になっていたところだ。
どうして降りてこない?」
「どうしてと言われても俺が手を出すまでもないからだ。
お前はそこの電撃少女に負ける。」
そう言って麻生は傍観に徹するようだ。
「君もあの子と同じように傍観してくれればいい。
私はある事柄について調べたいだけなんだそれが終われば全員解放する。
誰も犠牲にはしない「ふざけんじゃないわよっ!!!」・・・・」
「誰も犠牲にしない?
アンタは身勝手な目的にあれだけの人間を巻き込んで人の心をもてあそんで・・・こんな事をしないと成り立たない研究何てロクなもんじゃない!!!
そんなモノ見過ごせるわけないでしょうが!!!」
美琴の言葉を聞いて木山は大きくため息を吐く。
「君は何もわかっていない。
学園都市が君達が日常に受けている「能力開発」、アレが安全で人道的な物だと君は思っているのか?
学園都市は「能力」に関する重大な何かを我々から隠している。
学園都市の教師達はそれを知らずに一八〇万人にも及ぶ学生達の脳を日々「開発」しているんだ。
それがどんなに危険な事か分かるだろう?」
「なかなか面白そうな話じゃない。
アンタを捕まえた後でゆっくりと調べさせてもらうわ!!!!」
電磁力で地面の砂鉄を操りそれを何本の剣の形にして木山に放つが木山は地面を
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