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とある星の力を使いし者
第11話
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いと思った時、車の中にある画面が反応を示す。

「もう踏み込まれたか。
 君との交信が途絶えてから動きだしたにしては早すぎるな。
 別ルートで私にたどり着いたか・・・・」

木山のパソコンは所定の手続きを踏まずに起動させると、セキュリティが作動してパソコン内のデータが全て失われるように設定されている。
木山は尚更負ける訳にはいかないと決意を決めた時、目の前に警備員(アンチスキル)達が銃器などを装備して道路に展開していた。






「私も出るわ。」

風紀委員(ジャッジメント)の支部の中でジッ、としているが性に合わないと言って現場に行こうと美琴が言い出す。

「初春も風紀委員(ジャッジメント)の端くれ、いざとなれば自分の力で!!・・・・・多分何とか・・・運が良ければ・・・・・」

初春も風紀委員(ジャッジメント)だが白井の様な強力な能力は持っておらず一人の力で抜け出すのは厳しい。

「ですが、単なる一科学者にすぎない木山に警備員(アンチスキル)を退ける術はないかと・・・」

「何千人もの昏睡した能力者の命を握られているのよ、そう上手くいかないかもしれないわ。
 それに何か嫌な予感がするのよね。」

「ならなおのことここは風紀委員(ジャッジメント)のわたくしが・・・・」

白井は美琴に行かせるわけにはいかないと、席を立つがそれと同時に美琴は白井の肩に手を置く。
そこは白井が怪我をしている場所で白井は触られただけで痛みに震えた。

「おねっ・・お姉様気付かれて・・・」

「当たり前でしょ・・アンタは私の後輩なんだから、こんな時くらい「お姉様」頼んなさい。」

白井はその言葉を聞くとそれを実行するかのように美琴に抱き着こうとするが美琴に叩かれてしまう。
麻生は依然とテーブルに腰掛けて二人のやり取りをずっと見ていたが、美琴は現場に行く前に麻生の前に立つ。

「あんたも一緒に来なさい。」

その言葉を聞いて、白井は信じられないような顔をする。

「お姉様・・・わたくしではなく麻生さんをお連れになるなんてお二人の関係はそこまで進んでおられたのですね・・・・」

「ば、馬鹿ね!!!誰がこんな奴と!!!!
 こいつは私が何度も電撃を撃っているのに、一度も直撃した事ないから何かの役に立つと思ったから連れて行くだけよ。」

少し顔を赤くしながら白井に言う。

「初春にも手伝ってくれとも言われたしな、いいぜ一緒に行ってやるよ。」

美琴は警備員から何か情報が入ったら教えてくれ、と白井に頼むと麻生を連れて支部を出てタクシーを捕まえると現場に向かった。




「木山春生!!「幻想御手」(レベルアッパー)の頒布の被疑者として勾留(こうりゅう)する、直ちに投
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