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IS《インフィニット・ストラトス》〜星を見ぬ者〜
第二話『Striker』
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を読みこの世界の事をある程度知った。この世界にはMSおろか、ザフト、連合軍すら存在しない。コーディネイターという存在すらも。


(この世界は俺の居た世界とは違う……ということか?)

「スウェン……?」

(ありえない。と良いたいが、現実にこうして俺はここに居る……)

「……」


リズはスウェンの服の袖をクイッと掴む。


「どうした? リズ」

「怖い顔……してた。だいじょう……ぶ?」

「ああ、大丈夫だ」

「良かった……」


笑みを浮かべるリズ。スウェンはその笑顔を見て、自然に微笑んでしまう。


「スウェン、こっちきて……」

「ん?」


袖を掴んだまま、リズは何処かへとスウェンを連れて行く。





/※/




「順調ですね、ロイ博士」

「ああ」


ロイとその助手はコンソ−ルをうちながら言う。


「このシステムが完成すれば、どんな場所、どんな状況でも対応できるISを作る事が出来る」

「これが完成すれば……ロイ博士とネレイス博士の成果、出ることを祈りますよ」

「ありがとう、佐藤君。さあ、夢まではまだ遠いが、頑張るとしよう!」

「はい!」


コンソールのモニターに投影され、格納庫に佇んでいる一機の存在。コンソールにはこう表示されていた。

『Striker Pack System』


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