第2話〜説明〜
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あの後楯無と簪に両腕をがっちりホールドされて生徒会室に連行されたんだが……
はっきり言おう
な ん で こ う な っ た !!!
「ねぇ刹那、きっちり説明してもらうわよ……(黒笑)」
仁王立ちしている楯無から阿修羅すら凌駕する存在が居そうな程の威圧感が発せられている。
いや、その隣に座っている簪からは逃げたら殺すと言わんばかりに睨んでくる。
「え、いや、その……」
【マスター覚悟を決めろよ】
俺に死ねとインフィニティー!?
【自業自得】
その通りですよこんちきしょう!!
「ハァ…まあいいわ、刹那」
「は、はい」
楯無から威圧感が消えて何時もの状態に戻った。
「私が今から言う質問に答えてちょうだい」
「良いぞ、だが答えられないのもあるぞ」
「良いわ、じゃあ、まず一つ目にあなたは刹那?それとも『双翼の守護神』?」
流石更識家その情報も入ってきてるのか。
「今ここにいるのは『黒姫家』第17代当主でありお前らの幼馴染の黒姫刹那であり……」
俺は目をつぶり翼とバイザーを展開した。
「お前の言う通り依頼により篠ノ之束博士を守護する存在『双翼の守護神』だ」
「そう、わかったからISを仕舞いしなさい」
その言葉を聞き俺は直ぐに仕舞った。
「なら次になんでISを起動出来るの?」
「さぁな、これに関しちゃあ束さんもわからないってさ」
「そう、じゃあ最後に……」
そう言って楯無は俺の所へ来て
ダキッ
「へ?」
「え?」
俺と簪驚いて変な声が出た。
「今まで何処に行ってたのよバカァ」
いきなり抱きついて来たのでびっくりしたが楯無の方を向こうとした時
「心配したんだから」ツー
少し高い声が聞こえてきた。
その後に簪が見当たらないと思っていたら後ろから誰かに抱きしめられた。
「……バカ」ツー
こちらも少し声が高い
「本当に……本当に……心配したんだから」
また、泣かしちまったな…
「泣いているのか?」
「……泣いてない////」
「な、泣いてないわよバカ刹那////」
俺は後ろにいた簪を楯無の隣に来させ二人を抱きしめて……
ギュッ!
「いか…ねぇよ…」
「え?」
「へ?」
「もう、お前達の前から居なくならねぇよ…」
「本当に?」
「本当だ」
「……本当の本当に?」
「本当の本当だ」
それから30分後に俺達は生徒会室を出て職員室に向かった。
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