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真剣で軍人に恋しなさい!
『教育的指導』

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「さて、今日はこれでお開きにするか!」

「そうだな、時間も結構経っている事だしな」

キャップで、一子や京、ユキや百代姉さんは部屋から出ていくが、俺はある二人に話があった

「ああ〜っと、クリスに由紀江さん、ちょこっと残ってくれるかい?」

「は、はい、構いませんが」

「ん? 自分も構わんが」

「悪いな、ちょいと言っておきたい事があってな」

さて・・・まずは、一騎当千は当たり前の正義娘からの矯正だな

「クリス、ここに来てどう思った?」

「うむ・・・まず、ここに集まる意味が分からん」

・・・あん時の事を忘れてやがるな? 馬鹿クリス

「・・・なぁ、俺がまだ軍に居たとき、同じ事あったよな?」

「ッ!? す、すまなかった!」

遅えよ、しかもその言葉は俺ら風間ファミリーに向けられた物じゃねえ・・・過去の出来事に対して言ってるんだよ

「あん時言ったよな? 仲間、友達が一緒に集まる場所には意味がある。それをお前は断固否定した・・・正義? そんなもん大層な物掲げて、正義とかよく言い張れるな?」

「・・・・・・」

クリスは俯き、沈黙していた

「・・・司桐、自分はどうすればいい・・・」

若干ではあるが、涙混じりの声で聞いてくる・・・イイ子なのか馬鹿な子なのかねぇ

「簡単だ、しかし度胸と勇気がいるがクリスならできるだろう・・・明日、此処にアイツ等を集める。その時に正直に告白し、謝れ・・・嘘言い訳等は許さんからな」

「・・・ああ」

キュッ と手を握り締めるクリス・・・こんで済んでくれよ?

「さて、お次は由紀江さんだが・・・説教より軽いもんだ。緊張しなくてもいいさ」

「は、はい・・・」

先程の光景を見たためか、少し怯えている気がする・・・そんな怖い?

「ま、単刀直入に言えば、自分を下卑するな。ちょっとだけだか鬱陶しいぞ?」

「う、鬱陶しいですか・・・」

「言っておくが、風間ファミリーに入った時点で、俺らは友達だ。それを何時までも他人行儀で居られると、嫌な気分になるんだ」

「・・・グズッ」

あるうぇ〜、泣かせちゃったの俺?

「司桐さんがッ・・そこまで、私の事を考えて、くれてたなんて・・・」

「ま、友達だしな? だから、これからは無しな?」

「はいっ!」

『司桐、アンタ・・・漢だぜ!グズッ』

松風、お前も泣いてんのかよ!?
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