第四十一話 コロニー阻止作戦
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長い付き合いですから」
にこりと微笑んでそう言った。
「アイリスは大丈夫だって。それに何かあっても私がいますから」
「信頼してるのね」
「そうじゃないとパートナーは務まりませんから。アイリスのことは任せておいて下さい」
「わかったわ。じゃあお願いするわね」
「はい」
笑顔で頷いた。ヴィレッタはそれを見て安心した。どうやら自分の出る幕はないようだと思った。二人には自分が入れないものがあることも悟っていた。
ロンド=ベルはコロニーのある宙域に到達した。そこには既にネオ=ジオンの大軍が展開していた。
「おうおう、随分いるな」
ジュドーが彼等を見て嬉しそうに声をあげる。
「こりゃ戦いがいがあるってもんだぜ」
「ジュドー、そんな余裕言っている暇あるの?」
ルーがそんな彼を嗜めた。
「あれだけの敵よ?対処できるの?」
「できるんじゃなくてするんだよ」
ジュドーはそう反論した。
「目の前の敵は全部倒すのがセオリーだろうが」
「あっきれた」
「けれどルーだって似たような考えなんだろ?」
ビーチャが彼女をからかうようにして言う。
「ビーチャ」
「いつもみてえによ」
「否定はしないわ」
意外にもそれを認めた。
「このメガランチャーがウズウズしてるしねえ」
ゼータのメガランチャーを構えながら言う。楽しそうに笑っている。
「それでこそルーだよ」
「そういうモンドもマークツーに乗って楽しそうじゃない」
「これが俺の愛機だしねえ」
「フルアーマーになったしね。あたしとお揃いでね」
「エル」
「モンド、抜け駆けはなしだよ、いいね」
「わかってるよ、そんなこと」
「イーノもね」
「メタス改でどうやって抜け駆けするんだよ」
「あんたこの前そのメタスで七機も撃墜してるじゃないさ。それでよく言えるね」
「あれはたまたまだよ」
「たまたまで七機も墜とせないよ」
「それもそうね」
ルーもそれに頷いた。
「まあ何はともあれそろそろ戦闘開始ね」
「敵さんもスタンバっているし」
「エル、その言い方何かおじさん臭いよ」
「あれ、そうかなあ」
エルはプルにそう言われ首を捻った。
「あたしはそうは思わないけれど」
「何かブライト艦長みたいだよ」
「確かに似ているな」
プルツーもそれに同意した。
「というかそっくりだ」
「あたしはまだ十代よ、あんなおじさんと一緒にしないでよ」
「私もまだ十代だが」
そして絶交のタイミングでブライトが入って来た。
「ゲッ、艦長」
「聞いてたんですか」
「最初からな。リラックスするのはいいが程々にな」
「はあい」
「わかりました」
今一つ反省のない返事でそう返す。
「まあいい。御前達は正面を頼む」
「了解」
見ればネオ=ジオンの
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