第四十話 オルファンの真実
[8/17]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ていた。狂気に近い笑みすら浮かべていた。
「太陽か・・・・・・あははははははははははははは!」
彼女は笑っていた。
「久し振りに海から出たよ!」
「あれは・・・・・・依衣子か」
大空魔竜の艦橋にいた研作が彼女のリクレイマーを見て頷いた。
「どういうことなんだ、これは」
「娘さんがどうしてこちらに」
「私にもわかりません」
彼は大文字の言葉に首を横に振った。
「ただ一つ言えることはあれがここに戦いに来ているということです」
「左様ですか」
「はい」
「本当に綺麗・・・・・・勇にも見せたいものだよ」
「姉さん、自分の言っていることがわかっているのか」
「ああ、わかってるよ」
彼女はそれに答えた。
「あんたはいつもじっとしないで私に心配ばかりかけているからね」
「まだそんなことを」
「さあ、そこに大人しくしているんだ。そして私に討たれろ」
「勝手なことを」
「勝手なことじゃない。弟の不始末は姉がとるものだ」
彼女は冷徹な声でそう述べた。
「それの何処が間違っている」
「姉さんは間違っている!」
勇は言った。
「間違っているのは姉さんの方だ!」
「私に口ごたえするつもりかい?」
「違う!本当のことを言っているだけだ!外を見るんだ!」
「グランチャーで来てみればすぐにこうして敵対行動をとる!」
クィンシィは叫んだ。
「それがロンド=ベルだ!御前達はオルファンを害するつもりなんだ!」
「それは誤解だ!」
「誤解なものか!私を騙そうとしても無駄だ!」
「まだそんなことを!」
「五月蝿い!それ以上言うと本当に討つぞ!」
「やれるものならやってみろ!」
勇も負けずと叫んだ。
「俺ももうあの時みたいなガキじゃないんだ!」
「御前はまだ子供だ!」
「なら大人になった証拠を見せてやる!来い!」
「私に対してよくそこまで言ったね」
赤い目が光った。
「覚悟するんだね。ケリをつけてやるよ!」
赤いグランチャーが消えた。そしてユウ=ブレンの前に出た。
「勇!」
「大丈夫だヒメ!」
勇はそう叫んでヒメを安心させた。
「姉さんは俺に任せろ!」
「わかった!じゃあお願いするよ!」
「ああ!」
勇は姉との戦いに入った。それを合図とするかのようにグランチャー達も一斉に行動に移った。そして両軍入り乱れての戦いがはじまったのである。
機動性を駆使して戦おうとするグランチャー達に対してロンド=ベルは守りを固めてそれに対抗した。前面に強固な装甲を誇るマジンガー達を前面に置く。
「そう簡単にはやらせねえぜ!」
甲児がそう宣言する。そしてロケットパンチを放つ。それで敵を一機ずつ撃墜していく。
上空はブレンやオーラバトラーで固め地上からエヴァ等で攻撃を仕掛ける。後方には三隻
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ