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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第四十話  オルファンの真実
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も同じだ!俺は・・・・・・」
「さらばだ、勇」
 だが研作はここで別れを告げた。
「また会おう」
 踵を返した。そしてそのままノヴァイス=ノアを発った。ヘリコプターでオルファンに向かっていた。
「行ったか・・・・・・」
「御父さん、行っちゃったね」
 ヒメが艦橋で父の乗るヘリを見送る勇に対して言った。
「あんな奴親父でも何でもないさ」
 勇は俯いてそれに応えた。
「どうなってもいいさ」
「そうなの」
「ところでだ」
 ゲイブリッジはヘリが姿を消すのを見計らったように口を開いた。
「カント君の理論の研究も進めなければならないな」
「そうですね」
 同じく艦橋にいたリツコがそれに頷く。
「何かと興味深い理論です」
「ただ、一つ気になることがある」
「何でしょうか」
「オルファンを飛翔させる謎のエネルギーの存在だ。これは一体何なのだろうか」
「私もそこまでは」
「これについての研究もはじめよう。そしてオルファンに対する認識を改めなくてはな」
「はい」
「あと一つ問題があります?」
「?」
 ゲイブリッジとリツコは同時にコモドに顔を向けさせた。
「アノーア艦長が戦闘中に行方不明になられたのですが」
「戦死!?」
「いや、どうも違うらしい」
 ゲイブリッジが勇に対して答えた。
「どうも思い詰めておられたようだからな」
「ジョナサンのことで・・・・・・」
「そこまで詳しいことはわからないが姿を消されたのは事実です」
「そうだな。だが艦長の代理が必要だ」
 そう言いながらコモドに顔を向ける。
「頼めるか」
「私ですか」
「そうだ。君以外には見当たらない」
「艦長が見つかるまでは・・・・・・」
「残念だが今はそんなことを言っている状況ではない。我々は今は彼女一人の為に足踏みをする状況ではないのだ」
「わかりました。それでは」
「うむ、頼むぞ。そしてだ」
 ゲイブリッジは言葉を続けた。
「私は艦を降り、連邦政府にオルファンの件を直接上奏しよう」
「連邦政府に直接ですか」
「問題は政治的になりつつある。私は直接彼等に働きかけ、ロンド=ベルの後ろ楯となろう」
「わかりました。それではお願いします」
「うむ。こちらのことは任せておいてくれ。直子さん」
「はい」
 今度は直子にも声をかけてきた。
「申し訳ありませんが貴女の御力も必要です」
「わかりました。それでは」
 直子はそれに頷いた。こうしてゲイブリッジと直子が共に動くこととなった。
「婆ちゃん」
 勇は祖母に声をかける。直子はそんな孫に対して優しい笑みを返して言った。
「背中のことは任せておいて」
「うん」
 孫はその言葉に頷いた。それで全ては決まった。オルファンに関することも大きく動いていた。


第四十
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