第四十話 オルファンの真実
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様な存在である二人に言われては甲児も納得するしかなかった。
「じゃあ今は他の奴に任せるよ」
「そうだな。また機会があれば狙えばいい」
「では僕達はメカブーストに専念しよう」
「了解、行くぞ甲児君」
「おう、鉄也さん、大介さん」
彼はダイザーとグレートに続く形でメカブースト達に再度切り込んでいった。ダイアナンエース、やヴィーナスエース、ひかると
マリアの乗る二機のスペイザー、そしてボスも一緒である。マジンガーチームはゲッターやジーグのフォローも受けながらガイゾックのメカブーストを倒していっていた。
無論彼等だけでなく他のロンド=ベルの面々もガイゾックのメカブースト達と戦っていた。バンドックにはゼンガーとクスハ、そしてブリットが向かっていた。
「行くぞ二人共」
「はい」
「了解」
クスハとブリットは先を進むゼンガーに対して頷いた。グルンガストは剣を構えそのままバンドックに向かう。
「久し振りだな。キラー=ザ=ブッチャー」
「ん〜〜〜〜お主はあの時の」
ムートロンでの戦いのことが二人の脳裏に思い浮かぶ。
「あの時は逃してしまったが今度はそうはいかぬ」
「ほう、わしを倒すとでもいうのか」
「そうだ。この斬艦刀、受けてみよ」
そう言いながら巨大な刀を取り出す。
「そして地獄に落ちるのだ」
「地獄なんぞそいじょそこらにあるわ。今更言うつもりはないぞ」
「戯れ言を」
「戯れ言?フォフォフォ、果たしてそうかのう」
彼はセンガーを嘲笑うようにしてそう言った。
「お主もそれはわかっているのではないのか?今までの戦いでのう」
「・・・・・・俺の戦いは地獄にある戦いではない」
ゼンガーはブッチャーの言葉に対してそう返した。
「我が戦いは悪を断つ戦い、貴様の様な輩を斬る戦いだ!」
「面白い、ではこのバンドックを倒すというのか!?」
「無論、覚悟せよ!」
「ミサイルを撃て」
「御意、ブッチャー」
それに従いギッザーが頷く。するとバンドックから夥しい数のミサイルがグルンガストに向けて放たれた。
「ゼンガーさん!」
「危ない、よけるんだ!」
「よける必要はない」
それを見て驚きの声をあげるクスハとブリットに対してそう言葉を返した。
「この程度、これで充分!」
刀を一閃させた。それだけでバンドックのミサイルを全て叩き落してしまった。
「ほほう」
「覚悟はできたか」
「生憎わしは往生際が悪くてのう」
しかしそれでもブッチャーの態度は変わらなかった。
「その程度では驚きはせぬぞ」
「では今度はこちらから行こう」
グルンガストがズイ、と前に出た。
「成敗!」
「フォフォフォ」
だがバンドックは退いた。そしてグルンガストとの間を開けていく。
「逃げるか!?」
「逃げるのでは
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