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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第三十八話 バイタル=ネット
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、それは言うなよ」
「ふん、似た者同士仲良くしようよ」
「お断りだね。御前さんはタイプじゃないんだ」
「おやおや」
 戦いの後のそんなやりとりであった。しかしそれはすぐに中断された。
「大文字博士」
 大空魔竜のモニターにゲイブリッジが姿を現わした。
「何かあったのですか」
「はい。今回の作戦のことですが」
「それなら御心配なく。予定通り続けます」
「いえ、そうではなくて。先程連邦政府から連絡がありまして」
「連邦政府の」
「また何か変なことじゃねえだろうな」
 サンシローがそれを聞いて悪態をつく。
「作戦を中止しろだの」
「その通りだよ、サンシロー君」
「何ですと!?」
 大文字はそれを聞いて驚きの声をあげた。
「作戦を中止ですか」
「はい」
 ゲイブリッジは表情を変えることなくそれに頷いた。
「今こちらに連絡が入りまして。作戦を中止せよとのことです」
「それは何故」
「連邦政府はオルファンの危険性について認識を改めたようです」
「馬鹿な、急に」
「オルファンが危険なのは彼等も承知の筈では!?」
 ミサトも抗議した。
「それをどうして」
「ガバナーの仕業かもな」
「加持君」
 気がつくとミサトの後ろには腕を組んで立っている加持がいた。
「それはどういうこと!?そしてそのガバナーって」
「リクレイマーの統率者のことさ。それが一体誰なのかは俺も知らないが」
「噂では軍や政府にも強い影響力を持っているそうね」
「リツ子」
「そのようです。ですが彼等も力押しでそれをしたわけではない」
「どういうことですか!?」
「オルファン対策会議に代表を送ることを決定したそうだ」
 ゲイブリッジが勇に答えた。
「それは一体」
「君の御父上だよ。伊佐未研作博士だ」
「親父が」
 勇はそれを聞いて複雑な顔をした。嫌悪感と何処か懐かしさをまじあわせた複雑な顔であった。
「そうだ。これについてどう思うかね」
「時間稼ぎだ」
 勇は吐き捨てるようにそう言った。
「そんなの決まってるじゃないか。親父の考えそうなことだ」
「そうかしら」
 だがヒメはそれに疑問の言葉を呈した。
「だったら君のお父さんがわざわざ出て来ないんじゃないかな」
「どういうことだ」
「何かお話したいことがあるのは本当かも」
「その間にオルファン浮上の時間を稼ぎたいだけなんだ!」
 勇はそれを認めようとしなかった。
「よくあることじゃないか!どうしてそんなみえみえの策略に」
「けれど乗るのも面白いわよ」
「ミサトさん」
「勇君、元気があるのはいいけど少し落ち着いてね」
「・・・・・・はい」
 勇は憮然としながらもそれに従った。
「これはチャンスよ。オルファンのことについて知る為にね」
「そうなんですか
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