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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第三十八話 バイタル=ネット
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「自業自得とは言わないのか」
「・・・・・・言えないな」
 ジョナサンの返答はそれであった。
「あいつとは確かに色々あったが。仲間だった」
「で、これからどうするんだ?仇を取るか?」
「取れたら取るべきだが。今じゃない」
「どういうこと、それは」
「戦力を失い過ぎた。今はオルファンに撤退だ」
「わかった。ではそうするか」
「ああ」
 ジョナサン達も撤退した。こうして太平洋上での戦いは幕を降ろしたのであった。
「敵機の反応、消えました」
 ミドリがレーダーの反応を見ながらそう報告した。
「オルファンまで撤退したようです」
「そうか」
 大文字はそれを聞いて頷いた。
「とりあえずは撃退したか。だが恐ろしいものを見てしまったな」
「ええ」
「グランチャーにも色々と問題はあるようだ。要は使う者の心次第ということか」
「それはどのマシンにも大なり小なり言えますね」
 サコンがそれに応えた。
「モビルスーツにしろそうですしマジンガーにしろ」
「確かにな」
 甲児がそれを聞いて頷いた。
「マジンガーが悪い奴等の手に渡ったらとんでもねえことになっちまう」
「一度ゲッタードラゴンが敵の手に渡ったが。てこずったしな」
 竜馬がそれを聞いて話に入ってきた。
「それを考えるとな。要は使う人間の心次第だ」
「はい」
 エレもそれを聞いて応えた。
「オーラーバトラーもそうです。もし使う者が悪しきオーラ力に支配されていたならば」
「大変なことになりますな。ドレイクのように」
「ドレイク」
 ショウはそれを聞いて眉を動かせた。
「あの男だけであってくれればいいが」
「どうしたんだ、ショウ」
 ニーがそれを聞いて彼に顔を向けた。
「あの男の他にまだ危険な奴がいるのか」
「ジェリルのことを覚えているか」
「ジェリル」
「あの女のオーラ力・・・・・・。どんどん禍々しいものになっていく」
「確かにな。戦う度にひどくなっていく」
「あのままいったらどうなるのかしら」
「そこまではわからないが」
 ショウはキーンにも応えた。
「恐ろしいことが起こりそうな気がする」
「どんなことなの?」
「だからそれはわからないって言ってるだろ」
 チャムにはそう返した。
「俺の取り越し苦労であって欲しいが」
「どっちにしろあの女は危険だね」
 ガラリアもそれに同意した。
「あたしにはわかるんだよ。ああした状態ってやつがね。嫌な気持ちさ」
「ガラリア」
「マーベル、あんたにはわからないかもしれないけれどね。あたしも昔はああだったんだ」
「そうだったな」
 トッドがそれに同意した。
「お互い道を踏み外すところだったぜ」
「まさかあんたとこっちで一緒に戦うことになるなんて思わなかったけれどね」
「おい
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