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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第三十八話 バイタル=ネット
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「こいつはエゴに溺れているだけだ!そんな奴に負けない!」
「じゃあ任せていいんだね!?」
「ああ」
 彼は頷いた。
「ここは俺一人でやる。ヒメは他の奴等を」
「わかった」
 ヒメもそれを聞いて頷いた。
「じゃあここは君に任せるよ。ナンガさん、ラッセさん」
 共に小隊を組む二人に声をかけた。
「いこ。そして他のことしよ」
「わかった」
「勇、ここは任せたぞ」
「はい」
 彼等は小隊を分けた。そして勇はそのままエッガとの戦いを続けた。
 エッガの攻撃は執拗であった。動きも破天荒なものでありとらえどころがない。だが勇はそれを的確に防いでいた。
「勇さんも凄いんだなあ」
 シンジはそれを見上げて呟いた。エヴァはノヴァイス=ノアの甲板の上で艦の護衛にあたっていた。
「あんなに強いなんて思わなかったよ」
「彼も目覚めたのですよ」
「ジョルジュさん」
「うっ」
 アスカはシャッフル同盟が出て来たのを見て引いた。シンジに言おうとしたところを先を越された形となった。
「人というものは吹っ切れれば、きっかけがあれば変われるものなのですよ」
「そうなんですか」
「シンジ君、貴方もね。かなり変わりましたよ」
「いや、僕はそんな」
 それには謙遜した。
「あまり。というか全然」
「それは違うと思うわ」
 だがそれはレイによって否定された。
「最初の頃と比べると。まるで別人よ」
「そうかなあ」
「少なくとも甲児達には近くなったわよ。あと宇宙に行った三馬鹿」
「おい、そりゃどういう意味だ!」
 不意にタップの声が聞こえた。
「えっ、いたの!?」
「悪い悪い、俺だ」
 驚くアスカの前にヂボデーがモニターから出て来た。
「ちょっとからかってみたくなってな」
「驚かさないでよ。心臓が止まるかと思ったじゃない」
「あれ、アスカの心臓って鉄でできてるんじゃないの!?」
「サイシー、あんたねえ」
 アスカは顔を顰めさせた。
「レディに言っていいことと悪いことがあるってわからないの!?」
「マドモアゼル=アスカ」
 ここでジョルジュがまた言った。
「レディは常におしとやかでなくてはなりませんよ」
「くっ」
「まあそういうことだな。レディでなければ別に構わないが」
「アルゴさんてワイルドなのが趣味なの!?」
「マドモアゼル=アレンビー、貴女もですよ」
「ちぇっ、ジョルジュさんは厳しいなあ」
「とにかくねえ」
 アスカは強引に話を戻しにかかった。
「シンジはまだまだってことなのよ。ちょっとはましになってきたけれどね」
「ホンマ素直やないなあ」
「うっさいわね、あたしはいつも本音しか言わないわよ」
「ではその本音とやらを見せてもらおう」
「どうやって!?」
 ドモンに声を向けさせた。
「戦
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