第三十七話 十三人衆
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ギワザ様」
ネイが代表してギワザに答える。
「是非共お任せ下さい」
「うむ」
ギワザはやはり鷹揚なふりをして頷いた。そして再び指示を下した。
「攻撃開始!」
「ハッ!」
ポセイダル軍が前に出た。ロンド=ベルからもそれは確認された。
「ポセイダル軍、来ました」
「やっとコスモクラッシャーと合流できたというのにか」
「申し訳ない」
ケンジが彼等に対して謝罪する。
「いや、それはいい」
ブライトがそんな彼をフォローする。
「その通り。まずは目の前の敵を倒さなければならない」
グローバルも言った。
「問題はこれからだ。総員出撃」
「了解」
グローバルトの言葉に従い総員出撃した。そして前方に展開する。
「行くぞ、あまり時間はない」
「はい」
「一気に倒す。そしてコロニーに向かうぞ」
「了解!」
ロンド=ベルもまた前に出た。その先頭にはダバの小隊がいた。左右にアムとレッシィがいる。
「ダバ、やっぱりギャブレーがいるよ」
「ああ」
ダバはアムの言葉に頷いた。
「やはりな」
「ほんっとうにしつっこい奴だね、あいつ」
「彼にとってはそれが仕事だからな」
嫌悪感を露わにするアムに対してダバは落ち着いていた。
「だがこちら尾むざむざやられうわけにはいかないしな」
「ええ」
「行くぞ、アム、レッシィ」
「あれをやるんだね」
「ああ」
今度はレッシィに答えた。
「まずは一撃を加える。いいな」
「了解」
「派手にやるか」
三機のヘビーメタルはバスターランチャーを取り出した。そしてそれをポセイダル軍に向ける。
「行けっ!」
ダバが叫んだ。同時に三つの光の帯がポセイダル軍に向かう。そしてそれが彼等を切り裂いた。
「よし、今だ!」
四隻の戦艦の砲撃がそれに続く。これにより切り裂かれたポセイダル軍がさらに打ち据えられた。
「突っ込め!」
「よし!」
他のマシンがズタズタになったポセイダル軍に突進した。それによりポセイダル軍は総崩れになるかと思われた。
「ぬおっ!」
とりわけチャイ=チャーの部隊はそうであった。最早軍のていを為してはいないようにすら見えた。しかしそこにワザンの部隊が来た。
「ここは任せるがよい」
「フン」
しかしチャイは彼に礼を言うことはなかった。忌々しげに顔を背けるだけであった。
ギャブレーの部隊は持ち堪えていた。そして彼はハッシャと共に敵を探していた。
「ダバ=マイロードは何処だ!」
「お頭、今さっきバスターランチャーをぶっ放していたじゃありませんか」
「それはわかっている!」
彼はその突っ込みに返した。
「今何処にいるのか聞いているのだ!」
「目の前にいやすよ」
「何っ!?」
その言葉に驚く。見ればその通りであった
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