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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第三十七話 十三人衆
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それを何としても防ごう。恩の為にもな」
「一つ聞きたい」
「何だ?」
「リリーナのことはいいのだな」
「・・・・・・・・・」
 ゼクスは暫く沈黙した。だがすぐに口を開いた。
「リリーナにもリリーナの考えがある。私はそれを否定はしない」
「そうか」
「しかし私も引いてはならない時がある。それが今だ」
「わかった。では行くぞ」
「来い」
 トールギスとウィングゼロカスタムのビームサーベルがぶつかった。激しい緑色の火花が飛び散った。
 ネオ=ジオンとロンド=ベルの戦いもまた熾烈なものとなった。だがここでもパイロットの差が大きく出ていた。
 ネオ=ジオンの強力なパイロットはここではゼクスだけであった。しかしロンド=ベルは違っていた。
「フィンファンネル!」
 アムロのニューガンダムがフィンファンネルを放つ。それにより敵の小隊を一つ完全に殲滅した。
 その横ではクワトロが同じくファンネルを放っていた。そしてアムロと同じように敵を小隊単位で倒していた。
「クッ、あれがロンド=ベルのエースか!」
「何て強さだ!」
「馬鹿者、怯むな!」
 指揮官クラスのパイロットが怖気づく彼等を怒鳴りつけた。
「この程度の攻撃で何を怯んでいるか!」
「しかし!」
「しかしも何もない!わしが戦いの手本を見せてやる。来い!」
 そう言って前にでた。だがそこをエマのスーパーガンダムに狙い撃ちにされた。
「前に出るからっ!」
 ロングライフルで貫かれた。そしてあえなく脱出したのであった。
「あの二人だけじゃないのか・・・・・・」
「ロンド=ベルは化け物ばかりかよ」
 数はほぼ互角であった。ならば機体性能、そしてパイロットの質が上の方が優位に立つのは常識であった。ゼクスの部隊はその数を大きく減らしていた。
「クッ、まずいな」
「ゼクス殿」
 ここで通信が入ってきた。
「その声はアナベル=ガトー殿か」
「戦闘が行われていると聞いて偵察に来たのだが。御無事か」
「心配無用、大丈夫だ」
 ゼクスはそう答えた。
「そうか。では今からこちらに向かう。すぐに撤退してくれ」
「他ならぬ貴殿の要請だ。わかった」
 ゼクスはそれに従った。そしてヒイロから距離を置いた。
「ヒイロ=ユイ、今日はここまでだ」
「退くつもりか」
「また剣を交えることもあるだろう。その時また会おう」
 そう言って戦場を離脱した。イサム達がそれを追おうとする。
「待ちやがれ!」
「待て」
 しかしそれをクワトロが制止した。
「クワトロ大尉、どうして」
「あれを見ろ」
 クワトロはサザビーで指し示した。するとそこには巨大な楯とバズーカを持つガンダムがいた。
「あれは・・・・・・」
「GP−02だ。今核バズーカを装填している」
「ガトー・・・・・
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