第三十七話 十三人衆
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のゼータガンダムがビームライフルを放った。それで敵を撃ち落とす。
プルとプルツーのキュベレイもまた攻撃を開始しっていた。ファンネルが竜巻のように敵に襲い掛かる。
「いっけえええーーーーーーーーっ!」
「観念しな!」
ファンネルが殺到して敵に襲い掛かる。それによりポセイダル軍は瞬く間に薙ぎ倒されていっていた。
ワザンはそれでも指揮を続けていた。だがそれでも限界があった。
「ワザン様、このままでは」
「わかっている」
部下の言葉に頷く。
「チャイ=チャー」
「何だ!?」
チャイが嫌そうな顔でモニターに出て来た。
「申し訳無いが力を貸してくれないか」
「断る」
だがチャイはそれを拒否した。
「どうしてだ」
「私も忙しい。貴殿のところまでフォローする余裕はない」
「馬鹿な、今貴方の部隊は後方にいる筈」
「黙れ!」
話に入ってきたワザンの部下を一喝した。
「私を誰だと思っている!十三人衆の一人チャイ=チャーだぞ!」
「クッ!」
「一般のパイロットが偉そうに言うな!今度そのようなことを言ったら唯ではおかんぞ!」
「もういい、わかった」
ワザンは呆れたのかそれ以上言おうとはしなかった。
「手間をかけたな」
「フン」
チャイは挨拶もせずにモニターから姿を消した。見れば部下は激昂している。
「ワザン様」
「言いたいことはわかっている」
だがワザンは冷静なままであった。
「しかし今は落ち着け」
「・・・・・・はい」
「助けは来る。マクトミン殿がこちらに向かわれるそうだ」
「マクトミン様が」
「そうだ。だから今は踏ん張れ。よいな」
「ハッ」
「ワザン殿」
早速モニターに彼が姿を現わした。
「助太刀に参った」
「すまないな」
「気にすることはない」
彼はいささか不気味な笑みを浮かべながらそう答えた。
「戦友を助けるのは当然のことだからな」
「そうか。では宜しく頼む」
「うむ」
マクトミンが前線に出ると戦場の雰囲気が一変した。
「フフ、ウフフフフフフフフフフフフ」
「?何だこいつ」
ジュドーがそれを見て声をあげた。
「気色悪いおっさんだなあ」
「おっさんという表現は適切ではないな、少年」
マクトミンはジュドーにそうクレームをつけた。
「このような眉目秀麗の青年を捕まえてな」
「じゃあそこのいかした兄ちゃん」
「何だね」
そう言われてようやく答えた。
「あんた一体何者なんだい!?ポセイダル軍なのはわかるけど」
「私はマフ=マクトミンという」
胸を張って答える。
「以後覚えておいてくれ」
「そうかい。じゃあマクトミンさんよ」
「む!?」
「早速やるかい。あんたもその為にここへ来たんだろ?」
「話のわかる少年だ」
マクトミンは
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