第三十三話 恐竜帝国の最後
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はその間にゴールの側から離れ彼等と合流していた。
「貴様等には負けはせん!」
ゴールがそう言うと恐竜帝国の大軍が一斉に姿を現わしてきた。
「どのみち貴様等はここで死ぬ!そしてこの地球は我が爬虫人類のものとなるのだ!」
「その言葉、ゲッターには届かん!」
だが竜馬はそれを否定した。
「ゴール!巣から出たのが貴様の最後だ!」
隼人もであった。彼等はゴールと対峙していた。
「ここで貴様等との決着をつける!覚悟しろ!」
「武蔵!」
竜馬は今度は武蔵に声をかけてきた。
「何だ」
「礼を言うぞ。御前に助けられたのはこれで何回目かな」
「リョウ・・・・・・」
「フッ・・・・・・。今回ばかりは御前のガッツに脱帽だぜ」
「隼人・・・・・・」
「先輩の大雪山おろし、流石本家本元っすね!凄かったすよ!」
「弁慶・・・・・・馬鹿野郎が」
武蔵の目に熱いものが宿っていた。
「そんなこと言ったらおいら照れちまうだろうが」
「けれどその通りネ」
ジャックも言った。
「ミスター武蔵、ユーは立派なファイターデーーーース、それがミーが保障します」
「兄さんもたまにはいいこと言うのね」
「フフフフフ」
「何がおかしい」
竜馬は笑うゴールに対して問うた。
「いいだろう。ならばここで決着をつけてやる」
「言われずとも!」
「猿共よ!我等は虫人類と貴様等はどのみちどちらかが滅ぶまで戦う宿命だ。ケリをつける!」
「悪いな、残念だがそうじゃねえんだ」
「何!?」
答える甲児の声は何処か哀しみを帯びていた。
「どうあがいても手前等に未来はねえんだ」
「俺達はそれを未来で見てきたからな。これは紛れもない事実だ」
鉄也も言った。彼等は未来の地球で恐竜帝国の滅亡を見てきたのである。
「それがどうした」
しかしゴールはそれに取り合わなかった。
「貴様等猿が自分の未来を信じているようにわしもまた自身の帝国の未来を信じている」
それが彼の考えであった。
「マグマの中で耐えた幾世紀!それを糧に我等は地上を席巻する!」
「まだ言うか!」
「そうよ、そして太陽を我等のものとするのだ!」
「もう一度言う、帝王ゴール!」
竜馬はまた言った。
「その言葉、ゲッターには届かんとな!」
「それはわしが証明してやろう!かかれ、我が誇り高き兵士達よ!」
「ハッ!」
「地上を完全に我等が手にするのだ!」
こうして最後の戦いがはじまった。まずはラドラとザンキが前に出て来た。ラドラはシグに、ザンキはゼンUに乗っていた。それぞれゲッターとブラックゲッターに向かう。
「キャプテン=ラドラ、貴様か!」
「そうだ!」
彼は竜馬の問いに答えた。
「ここで貴様を倒し恐竜帝国の永遠の繁栄を手に入れる!覚悟しろ!」
「それが適
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