第三十三話 恐竜帝国の最後
[3/17]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
「そうだ!人質は俺達が解放した!もう貴様に切り札はない!」
「俺達だと」
「そうだ」
ここでまた声がした。
「御前等の相手は万丈さん達だけじゃねえんだよ!」
「俺達もいる!」
五機のガンダムが姿を現わした。その中央には翼を持つガンダムがいた。
「貴様等も・・・・・・!」
「御前が武蔵さんに気をとられている間に俺達と宙さんで人質を救出したのだ」
「マグアナック隊の皆さん、有り難うございます」
「なぁに」
カトルの周りに何十機ものマシンが展開していた。かなりの数であった。
「カトル様の為なら火の中水の中」
「男四十匹マグアナック隊、何処へでも行きますぜ!」
「おのれ!それで勝ったつもりか!」
「まさか。話はこれからさ」
「御前等の相手、俺達がしてやる!」
「フン、俺達といってもたかだかその数でか。笑わせるでない」
「ちょっと待ったあ」
だが万丈がゴールのその言葉にクレームをつけてきた。
「ムッ!?」
「誰が僕達だけだって言ったんだい?」」
「どういうことだ」
「僕達は僕達だけじゃないってことさ。さあ皆、出番だ!」
「おう!」
甲児の声が木霊した。そしてシカゴにロンド=ベルが一斉に姿を現わしたのであった。
「やいゴール!」
甲児がゴールに対して言う。
「リョウ達の借り、きっちり返させてもらうぜ!」
「そうよ!人質まで使って。許さないわよ!」
マリアも叫ぶ。彼女は兄にも声をかけた。
「兄さん、やるわよ!」
「勿論だ。ひかるさんもいいね」
「ええ」
「鉄也君も」
「無論」
鉄也も頷いた。
「その為にここに来たんですからね。なあジュン」
「勿論よ、鉄也」
「さやかさんもだよな」
「当然でしょ。あんな卑怯な連中許しておけないわ」
「そういうことだ。行くぜゴール!徹底的にぶっ潰してやらあ!」
「おい兜!」
「ん!?」
甲児はその声を聞いてふと立ち止まった。
「誰かいたか!」
「俺を忘れるなっての!」
「あ、ボスいたか!」
「マジンガーチームに俺は欠かせないだわさ!ヌケとムチャもな」
「そうそう」
「おいら達だっているんだよ」
「そういやそうだったな。じゃあ大介さんの足を引っ張らないようにな」
彼等は大介の小隊にいる。甲児は鉄也とさやか、そしてジュンと共に小隊を組んでいる。同じマジンガーチームといえど小隊が違うのである。
「ヘン、大介さんは任せときなってんだ」
「そういうことでいいですか、大介さん」
「ああ、僕はいいけれど。じゃあボス、行こうか」
「あいよ。まあおいらの活躍を見ているだわさ」
「無理はしねえようにな」
「兜、御前はいちいち一言多いだわさ!」
いささかコミカルなやりとりをしながらロンド=ベルもまた戦場に現われた。竜馬や万丈達
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ