第三十一話 古都の攻防
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れでデビルガンダムを狙う。赤い光が一直線に飛ぶ。
四人の最大の攻撃がほぼ同時にデビルガンダムを直撃した。いずれも戦艦ですら一撃で沈めることが可能な攻撃である。これにはさしものデビルガンダムも立ってはいられないだろうと誰もが思った。だがそれは思っただけに過ぎなかった。
「な・・・・・・!」
誰よりも驚きの声をあげたのは他ならぬシャッフル同盟の面々であった。彼等は平然と立っているデビルガンダムを見て絶句せずにはいられなかった。
「我々の最大の奥儀を受けて立っているとは」
「化け物なのか!?」
「フフフフフフフフフフフ」
デビルガンダムの中から男の笑い声がした。
「キョウジ!」
ドモンはそれを聞いて憎しみに満ちた声で何者かの名を呼んだ。
「やはりそこにいたか!」
「キョウジか」
それを聞いてもう一人複雑な感情を示した者がいた。シュヴァルツであった。
「だがいい。今はな」
しかし彼はすぐにその感情を消した。そしてマスターガンダムに向き直るのであった。
デビルガンダムは立っていた。そしてキョウジの笑みは狂気に満ちたものであった。
「フフフフフフフフフフフ」
「何がおかしい!」
ドモンの問いにも答えはしない。
「ハッハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!」
彼は笑い続けていた。そして攻撃を放ってきた。
「ムッ!」
長い蔦が地を這う。そしてシャッフル同盟目掛け襲い掛かって来た。
「何のっ!」
ドモン達はそれをかわした。空中で態勢を整える。
「この程度の攻撃で!」
その蔦は蔦ではなかった。何とその先はガンダムの頭であった。デビルガンダムの触手であったのだ。
「何と不気味な」
ゼンガーはそれを見て嫌悪感を露わにさせた。
「あそこまで邪悪なものは見たことがない」
「ゼンガーさん」
クスハがそれを聞いて彼に顔を向ける。
「断じて違う、あれはガンダムではない」
彼は嫌悪感を露わにしたまま言う。
「あれは・・・・・・化け物に他ならない」
「そう、あいつは化け物だ」
ドモンがそれを受けるようにして言った。
「だからこそ、俺達が倒す!」
「だが貴様等にデビルガンダムが倒せるかな?」
「できる!」
マスターアジアの言葉に叫んだ。
「今それを見せてやる。シャッフル同盟に敗北はない!」
「うむ!」
彼等は跳んだ。だが今度は五人ではなかった。
「ドモン、あたしもいるよ!」
「アレンビー!」
「そして私も」
レインもいた。二人はドモンに動きを合わせていた。
「このままやるよ!」
「フォローは任せて!」
「わかった。では行くぞ!」
「何時でも来な!」
「シャッフル同盟の力!」
「今こそ見せる時です!」
「力を合わせるぞ!」
「よし!」
五人は一斉に全
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