第十七話 契約
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「だ、誰だ!!」
一誠はいきなりのことだったので身構えた。
「俺は使い魔マスターの『ザトージ』だぜぃ」
「えっ!?と言うことはこの人が使い魔を紹介してくれる人ですか?リアス先輩」
「ええ。その通りよ、アンジ」
リアスの説明に朱乃が付け足した。
「彼は使い魔に関してのプロフェッショナルなのですのよ」
「今宵も良い満月。使い魔ゲットには絶好日よりだぜぃ。さーてお前達はどんな使い魔をご所望だ?強いの?速いの?それとも毒持ちとか?」
それを聞いた一誠は顔をエロくして尋ねた。
「そうっすね。可愛いのとか居ないんすかね?女の子系とか」
それを聞いたザトージは左手の人差し指を振った。
「これだから素人は困るぜぃ。良いか?使い魔ってのは・・・」
「イッセー。興味本意だけで使い魔を決めるのは良くないと思うよ?自分の能力・力量に合わせた使い魔を選ばないと後々後悔することになると思うよ?可愛いのとか言うのはその後だと僕は思う」
闇慈が一誠に促すとザトージは頷いた。
「おお。分かってるじゃねえか。お前も使い魔を持ちたいのか?」
「あ、そうでした。ちょっと質問があります。ザトージさん」
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闇慈はザトージに事情を説明するとザトージはしばらく腕を組んで考えた。
「使い魔を持つには構わねえが約束があるぜぃ?」
「それは何ですか?ザトージさん」
「姿を変えて人に会わせるのは構わねえが本来の姿を人間に見られちゃいけねえ。これが約束だぜぃ?」
「分かりました」
「じゃあ行くとするぜぃ」
そうすると闇慈達はザトージに連れられ山の奥に入っていった。しかしこの時、闇慈を見ていた赤い二つの目に誰も気がつかなかった。
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使い魔散策が始まり、色々な使い魔を見たが三人ともピンと来なかった。そしてザトージが何かに気づき木の上を指さすと紫色の小さな愛嬌のあるドラゴンが休んでいた。
「あれは・・・ドラゴン!?」
闇慈は初めて見るドラゴンに少し興奮しているようだ。
「わあ。可愛いです」
「あれは蒼雷龍(スプライト・ドラゴン)だな。青い雷撃を放つドラゴンの子どもだぜぃ」
「これはかなり上位クラスですね」
「私も見るのは初めてですわね」
使い魔を持っている祐斗やリアスもこのドラゴンを賞賛していた。
「ゲットするなら今だぜぃ?成熟したらゲットするのは無理だからな」
「一誠君は赤龍帝の力を持っていますから相性は良いと思いますわよ?」
朱乃の説明を聞いた一誠は決めたようだ。
「よし!!スプライト・ドラゴン!!君に決め・・・」
しかし。その決心も無くなることに
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