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転生とらぶる
スーパーロボット大戦OGs
0083話
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い有象無象だな。ハガネもここに集結予定だったようだが、遅れているらしくまだ到着していない」

 となると、グロウセイヴァーの慣らしには丁度いいと考えるべきか。

「了解した。ならそちらは俺が担当しよう」
「そうか、頼む」
「だが、遅れているとの事だが、一応ハガネの足止めはした方がよくないか? 連邦軍の集結地点に奇襲攻撃を掛けました。けどギリギリの所でハガネが助けに入ってきたので奇襲は失敗しました、という流れは面白くない」

 もっとも、原作通りならこの時期のハガネはアインストとの戦いとアルフィミィとの初接触をしている筈だ。奇襲攻撃の救助には間に合わないだろう。

「ハガネの相手、ね。この機会にやっておきたい事があるんだけどいいかしら?」
「何だ?」
「初期ロットのテストよ」
「量産型の人形か。それをハガネにぶつけるのか?」
「そのつもりよ。前回の事もあるから、バン大佐から条件を出してくるかもしれないけど」
「構わん。私としてもハガネの足止めはしておきたい」
「分かったわ。……W16、あなたが彼らの指揮を執りなさい」

 部屋の隅で黙った控えていたエキドナへとレモンが声を掛ける。

「それは構いませんが、よろしいのですか? 私は一応アクセル隊長の護衛という任務があるのですが」
「アクセルは今回連邦への奇襲攻撃に参加するけど、それ程手強い相手もいないという事だし大丈夫でしょう。それよりも初期ロットの指揮の方が今回は大事よ。それと、前の戦いでアクセルが使ったヴァイサーガをこれからあなたの乗機にするわ。ヴァイサーガの操縦に対する疑似経験を後で入力しておいてね」
「了解しました、レモン様」
「話を戻すけど、メインターゲットはハガネ。攻撃パターンはレベル2止まりで」
「はっ」
「それと今回のテストで彼らの耐久性を調べたいから、多少の無茶をさせても構わないわよ」
「撃墜されても構わないという事ですか?」
「ええ、初期ロットはまだ数に余裕があるし……あなたがデータをきちんと持って帰りさえすれば、ね」
「……W17から交換用シナプスの請求がありましたが、それについては?」
「今、予備が無いのよ。準備するにしても時間が掛かるわ。あの子にはそう伝えておいて」
「了解。では、レモン様の研究室にて疑似経験を入力してきます」

 そう挨拶をして作戦室を出て行くエキドナ。自分で言った通りレモンの研究室へと向かったのだろう。
 それにしても疑似経験というのはこういう時に有効なシステムだな。下手にシミュレータをやるよりも、余程効率的だ。
 ただあくまでも擬似経験は疑似的な経験なのだ。ある程度は有効なシステムかもしれないが、それに頼るとレースゲームは上手いが実車には乗れない、みたいな事になる可能性もある。あくまでもシミュレータ
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