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転生とらぶる
スーパーロボット大戦OGs
0083話
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の機体は?」
「前にも言ったと思うけど、調整にもう少し掛かるわね。フェフから提供して貰ったマシンセルを組み込んだ為に調整作業が難航しているのよ。こちらもグロウセイヴァーと同じくもう少し時間を頂戴」

 マシンセル、か。このアースクレイドルの責任者でもあるソフィア・ネート博士が、ズフィルード・クリスタルの特性を基に生み出した自律型金属細胞で、自己再生のみならず自己進化すら可能となる機能を持っている。その事だけを聞けば非常に有用な技術なのだが、それだけに暴走する危険性を考えるとグロウセイヴァーには使いたくはないな。

「そうか。W15、お前の目的はレモンから聞いている。だが、その目的に捕らわれて俺達の不利になるような行動は無しにして貰うぞ」
「承知した」

 頷くウォーダンを見るが、武人気質なゼンガーの性格をトレースしたのがこの男だ。いざとなったら、シャドウミラーとしての利益よりも己の意地を貫き通す事になるだろう。例えば、テスラ研でゼンガーがダイゼンガーに乗り換える時なんかがまさにそれだ。

「さて、話は終わったようだな。デザートクロス作戦まであと数日だ。それぞれ準備は滞りなく進めておいてくれ」

 ヴィンデルのその言葉で解散する事になり、それぞれが自分のやる事をやる為に散っていった。





「グロウセイヴァーのオーバーホールがようやく終わったって?」

 デザートクロス作戦の前日になって、ようやくグロウセイヴァーのオーバーホールと改修が終わったと聞き格納庫へとやってきた俺は、満面の笑みを浮かべているレモンへと声を掛ける。

「ええ、ほら」

 レモンの見ている方へと視線を向けると、そこにはグロウセイヴァーの姿があった。ベーオウルフとの戦いで破壊されたファントムや、右手のグレイプニルも完全に修復されている。だが、一際目に付くのは。

「クロノスの下に付いているのは?」

 そう、クロノスの上の部分には今まで通り、折りたたみ式のビームガトリング砲とリニアレールガンが装備されている。だが、今はクロノスの下の部分にも2つ折りたたまれた大型の砲身が見える。

「あれはテスラ研で接収したDGG2号機の武器ランツェ・カノーネよ。アクセルが使えないか、みたいな事を言っていたでしょう? でも、さすがにグロウセイヴァーの2倍近い大きさの機体の武器をそのまま使うのは無理があったから、クロノスに装備してみたの。今は砲身が折りたたまれているけど、実際に撃つ時には上の2つと同じく砲身を展開して射撃する事になるわ」

 つまりグロウセイヴァーはクロノスに上下2つずつの射撃武器を外付けされているという事か。で、発射態勢では肩の上から2門ずつ、クロノスの下、腹の横から2門ずつとなる訳だ。その様を想像してみる。
 ……それ、な
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