第十三話 抱擁
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け、闇慈の姿を見ると自分の今の状況を確認し始めた。
「ごめんね?小猫ちゃん。咄嗟だったからこれしか助ける方法が無かったから・・・」
「・・・嫌じゃないです」
「えっ!?」
そう言うと小猫は自分の顔を闇慈の胸に埋めた。いきなりだったので闇慈も動揺しているようだった。
「こ、小猫ちゃん!?」
「闇慈先輩・・・温かい」
「・・・」
闇慈はそのまま小猫を優しく抱きしめた。
「無事で良かったよ。小猫ちゃん」
「・・・(コクッ)」
そして柱から降りると小猫を地面に降ろした。小猫は少し名残を惜しいように闇慈から降りた。
「遅かったね?闇慈君」
「少し手こずった。・・・イッセーとアーシアは?」
「・・・アンジさん?」
教会の隅から、アーシアの声がするとアーシアが柱の裏から出てきた。
「アーシア。無事だったんだね。と言うことはイッセーは・・・」
「・・・この教会の地下です。そこで一人の堕天使と戦っています」
「分かった。イッセーの元に急ごう!!アーシアは出来るだけ僕や木場君や小猫ちゃんの後ろにいるようにしてね?」
「あ、はい!!」
闇慈達は祭壇の裏にある入り口から地下へ入っていった。
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