宝石の瞳
[2/3]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
嫌いな男だ」
一応短い自己紹介。
「君は?」
「わ、私を知らないでここに来たの!!どんな田舎者よ!」
「いや、こんな何にもないとこに住んでるお前には言われたかねーよ」
石の神殿と石の人しかないし。
「・・・・・いいわ!教えてあげる。私の名は遠く飛ぶもの!全てを魅了する女神よ!」
「ふーん。女神ねェ」
「は、反応薄いわね・・・・」
「まぁ、女神くらい珍しくないしね」
欠伸をしながらそう答える。
そんなことを言っているうちにもう一人似たようなチビッ子がやってきた。
「あら、二人そろってどうしたの?というか、何で人間とお喋りなんかしているの」
「「ね、姉様!」」
「姉様!こ、この人私の「この人間メドゥーサの魔眼が効かないらしいの!」・・・・・」
「不遇だな・・・・・・・・」
「わかってくれますか・・・」
スゴイ落ち込むメドゥーサ。
「なんですって!?」
「あ〜もうこのくだりやったんでとりあえずやめてくんない?」
「そ、そう」
双子かお前ら!
いや、見た目的には双子だな。
「じゃあ居間に案内します。ついてきてください」
「私!こんな輩を我らの神聖なプライベート空間に入れるの!?」
「私。貴方は私と一心同体。なら私だって分かっているでしょう。
メドゥーサが敵わないなら、力を持たない私たちでは倒せません。ならばここは穏便に済ますべきです」
双子がピーピー言ってる。メンドクサイ・・・・・・・・・
「つーか別に案内しなくてもいいよ。俺は君らの妹に用があるわけだし」
「なら貴方もメドゥーサを討伐しに来たの?・・・・・」
「いや?ただ会いに来ただけ」
そう言うと益々『わからない』という表情になる。
「貴方、私たちがなんて呼ばれてるかわかってるの?」
「ああ、ギリシャでも有名な怪物らしいな。ま、怪物と言っても大したことはないようだが」
「そうね。力があるのは妹だけだもの。」
アレ?
「意外とすんなり認めるんだな」
「そりゃそうよ。あと、どうして魔眼が効かないの?今までそんなことなかったのに」
「そりゃあ簡単だ。そんなチャチな魔眼が通用するほど弱くはないんでな。」
そもそも世界最高峰の『虹』だって効かないんだから
「そうですか。まぁ、一応案内します」
居間に案内された。これと言って変なところはない。
「では改めて自己紹介をしましょうか。
私はステンノ。三姉妹の長女です」
「私はエウリュアレ。次女よ」
「メ、メドゥーサです」
「俺は
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ