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不可能男との約束
再開の語り合い
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き合うというのが友としての在り方であろうが。だから、吾輩。アデーレがどんな方向性に目覚めようとも引きはせぬとも……!』

「……」

一気に色々と目が覚める言葉と、頭が冷える言葉だったので即座に冷静になれた。
というか、ネンジさんは台詞とかは格好いいのに、スライムだから、あんまり心に響きませんねー……と思うのは失礼だろうか。
ペルソナ君さんは心配そうにこちらを見ているようなので不問とする。
鈴さんとペルソナ君さんは我がクラスに残された最後の良心です。副会長は期待していたんですけど、あっという間に染まってしまったので、具体的表現をしないためにノーコメントです。
何ていうかあれですね。人間が変化していく過程がすっ飛ばされて異常識人が生まれましたね。あの人も立派な武蔵の人ですねーと思いつつ、彼らの場所を確認する。

ええと……一……二、三……? 地下三層まで一気に突き落されたっていう事ですか?

となると、もう一度あの攻撃をやられたらどうなると思考すると

「やばいじゃないですか!?」

ようやく働き始めた思考に慌てて体を動かそうとするのだが

「あれれ?」

全く動けない。
どうしてかと思い、周りを見回したら体の一部を動かしてみるとどうやら貨物のフレームが噛み込んで動けないようだ。
つまり、動けない狙い易い的兼砲弾。

「ぜ、絶対絶命多いですねっ!? じ、自分! 今までそんな酷いことしていないというのにこの扱いはどういう事ですか!!?」

思わず叫ぶと周りに表示枠が浮かび上がってきた。
嫌な予感はぷんぷんとしたのだが、どうせ後から同じ状況が起きそうなので、今の内に消費しておこうと思い、中身を見る。

『アデーレが今、マッハの勢いで現実逃避しているんですけど、どうすればいいと思います?』

『フフフ、馬鹿ね。そういう時は自分の女としての魅力を確認すれば現実を確認することが出来るわ! さぁ、アデーレ! そんな暗い中で嵌っていないでこっちに来なさい! この私、直々に揉んであげるわ!! 例えなくてもね!』

『お、おいおいおい姉ちゃん! そんな事を言ったらアデーレ。また傷ついておかしくなっちまうだろ? だから、こういう時は嬉しい事じゃなくて悔しい事を頭に刻み込んだ方が目覚めんだよ! だから、姉ちゃんか、浅間がその乳を揉ませてやればいいんだよ!!』

『いけねえな……そりゃいけねえ……俺がいないところでそんな乳天国をするだなんて、そりゃいけねえぜ……! だから、待ってろ……俺が今すぐそこに行く……! そう、全ては乳の為に!!』

『ミトッツァン、ミトッツァン。格好いい風にいっているけど、これって犯罪予告かな?』

『どうして、そこで私に振るのかわからないんですけど……とりあえず、間三人は控えめに
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