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閑話ー現実と仮想の演舞ー
31.SAO・アインクラッドの軌跡 急

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「舞台の成功を祝って........カンパーイ!!」

「「「「「「「カンパーイ!!」」」」」」」

舞台も終了し、現在は《ダイシー・カフェ》にて打ち上げの真っ最中。打ち上げには、舞台メンバー+スグ、クライン、エギルも参加している。サーシャさん、ユリエールさん、シンカーさんは仕事の関係、上打ち上げのには参加していない。

「にしてもお前たちよくあんなアドリブで演技ができたもんだな」

エギルは大きく笑う。

「しゃあねぇだろ、キリトがマジになるからさ」

「いや.........つい。そういうシュウだってマジになってたじゃないかよ」

「あ、あれはだな.........それよりもあのアドリブを褒めてほしいもんだよ」

「全く、私たちは合わせるのに大変だったんだから」

少し呆れた顔で片手にはグラスを持って明日奈がこちらへ来る。

「ほんとほんと、あんたら二人が揃うと疲れるわ」

「でも、楽しいからいいですけどね」

続けて里香と珪子もこちらへ来る。

「なに話してんだよ。俺たちも混ぜろよ」

俺とキリトの肩に手を乗せ、後ろからクラインが現れ、俺の隣にスグも来る。

「まあ、何にせよ舞台は成功したんだ。いいじゃないか」

なぜかエギルがまとめる。



その日は騒ぎまくり結局、家に帰ったのは深夜の二時となってしまった。エギル、クラインはまだいいとして俺たちは学生だ。警察に見つかったら補導されいろいろとめんどくさい。

家に着くと疲れのせいか真っ先にベットに倒れこむ。倒れこむと一瞬のうちに意識が飛びそうになるが、俺のスマホがメールの受信を知らせる。

「んっ.........スグから......」

メールを開くとそこには、
【今日はお疲れ様。アドリブの演技すごかったよ。今日の集也くん、いつも以上にカッコよかったよ】

「........カッコよかった......か」

でも.......この話は本当にあった話。キリトがヒースクリフと戦い。俺は何もできず..........無力だったあの戦い。

「.........茅場晶彦.........あんたは一体なにがしたかったんだ」

俺は天井に手を伸ばし顔を横に向け、棚に置かれるナーヴギアとその隣にあるアミュスフィアを見る。

仮想世界を繋いだ種......ザ・シード。それが茅場晶彦の意思なら俺は...........



いつの間にか意識が飛び眠りについていた。

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