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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第二十四話 ドラグーン
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深く考えないでおこうか」
「そうだな。じゃあ今回も暴れますか」
「よし」 
 彼等も戦いに入った。すぐにバズーカを放つ。
「これでどうだああっ!」
「ほう、小童共もいたか」
 グン=ジェムが彼等の前に出て来た。
「げ、おっさん」
「やっぱり出て来たか」
「フフフ、ヒーローは呼ばれた時に出てくるものよ」
「おっさんの何処がヒーローなんだよ」
「どっからどう見ても悪役じゃねえか」
「その減らず口、これで黙らせてやろう」
 グン=ジェムはそう言いながら巨大な青龍刀を取り出してきた。
「行くぞ!」
「うわっ!」
 それはケーンを狙っていた。危うくそれをかわす。
「危ねえじゃねえか!」
「死んだらどうするつもりなんだよ!」
「念仏位は唱えてやる」
 彼の返事はそれであった。
「だから大人しくしておれ!」
「そう言われて大人しくする馬鹿が何処にいるんだよ!」
「ケーン、いいからここは避けろ!」
「あんなのまともに受けたら只じゃ済まねえぞ!」
「わかってるって!」
 三人はそれぞれコンビネーションをとりながらグン=ジェムと対峙する。だがそれでは何とか互角といったところであった。彼等ではまだグン=ジェムの相手は荷が重いようであった。
「これはまずいな」
 ブライトはそれを見て言った。
「あの三人ではまだ無理か」
「どうしますか?」
「ゼンガーはどうしている」
「ゼンガーは」
 トーレスはそれを受けて戦局を見た。するとゼンガーは今丁度クスハやブリットと共に敵の小隊を一つ全滅させたところであった。
「丁度手が空いておりますが」
「そうか、ならいいな」
 ブライトはそれを受けて頷いた。そして指示を下した。
「それではゼンガーを向かわせろ。いいな」
「わかりました」
 ゼンガーがグン=ジェムのところへ向かう。ケーン達はグン=ジェムの前に中々手を打てないでいた。
「クッ、何て腕だ」
「フフフ、この前のようにはいかんぞ」
 グン=ジェムは高らかに笑ってそう言った。
「さて、観念したか」
「生憎俺は諦めが悪いんでね」
 ケーンはそう言葉を返した。
「観念なんて言葉は知らねえんだよ」
「その心意気気に入ったぞ、若僧」
 グン=ジェムはそう言うと刀を大きく振り被った。
「では武士の情だ。一思いにやってやろう」
「チッ、よけるしなねえな、こりゃ」
「待て!」
 だがそこに一陣の風が吹いた。
「風!?」
 違った。それは声であった。
「ケーン=ワカバよ」
 そこにいたのはゼンガーであった。彼のグルンガストが前に出て来たのだ。
「ここは俺に任せるのだ」
「ゼンガーさん」
 ゼンガーはケーンのドラグナーの前に立ってそう言った。
「よいな」
「けれどよ」
「今の御前ではこの男の相
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