第二十四話 ドラグーン
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四人はそれに頷いた。
「目標はロンド=ベル、一気に潰す。それから重慶を占領だ」
「ロンド=ベルさえやっちまえば後は楽だな」
「赤子の手を捻るようなもんだね」
「そ、その通り」
「丁度奴等の他に敵はいねえし」
「やるぞ皆の衆!」
「おう!」
グン=ジェム隊が動いた。そしてロンド=ベルに襲い掛かる。彼等はロンド=ベルを取り囲んできた。
「来たな」
ブライトがその動きを見ながら呟く。
「どうやらまた攻撃を仕掛けてくるようだな」
「そうみたいですね」
トーレスがレーダーを見ながら言う。
「ただミノフスキークラフトは撒いていません」
「それも必要ないだろう」
ブライトは艦橋から外を見ながらそれに応えた。
「これだけ曇っていればな」
見れば外はどんよりと曇っていた。重慶は晴れることが少ない。従って今も曇り空であるのだ。
「ロボット部隊にも注意するように言え。視界に注意しろとな」
「はい」
「そして我々もだな。これは用心が必要だ」
「ですね」
「そしてドラグナーチームはいるか」
「はい」
三人が一斉にモニターに姿を現わしてきた。
「ここにちゃんといますよ」
「パワーアップされたやつでね」
「よし」
ブライトはそれを見て頷いた。
「では頼むぞ。いつも通りな」
「任せて下さいよ」
「こうなったら乗り掛かった船」
「そうそう」
タップもいつもの彼に戻っていた。どうやら吹っ切れたようである。
「そういうわけで艦長、やらせてもらうぜ」
「期待していてくれていいから」
「それではそうさせてもらうか」
ブライトはここは彼等を乗せることにした。
「どうだ、パワーアップされたドラグナーは」
「いいですね、最高」
「何っていうか乗り心地から違う感じですよ」
「そうか、それは何よりだ」
「けれど変ななんだろなあ」
「どうした」
「これって解体されるんでしたよね」
「ああ」
「それで何でパワーアップされてるんですか?変じゃないですか」
「それはだな」
誤魔化そうとした。その時トーレスが言った。
「艦長」
「どうした」
「敵が接近してきます。指示をお願いします」
「おっと」
ブライトはそれを受けて指揮官の顔に戻った。そしてすぐに指示を下す。
「砲門開け!」
「了解!」
それを受けて動く。そして砲撃をはじめた。すぐにそれでメタルアーマーが数機撃墜される。
「弾幕も忘れるな!左舷いつもみたいにはなるなよ!」
「わかってますって!」
「ありゃりゃ」
ケーン達はそれを見てとぼけた声を漏らした。
「絶妙のところで誤魔化されたな」
「まあいいんじゃないの。パワーアップしてくれてることはいいんだし」
「ご都合主義っていえばそうだけどな」
「そうだな。まあ今は
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