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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第二十四話 ドラグーン
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連中は今目の前にいるからな。対策を練っておかなきゃな」
 隼人も言った。
「特にティターンズはな」
「ああ」
 弁慶の言葉に頷く。
「連中だけじゃないからな」
「ドレイクか」
「そうだ」
 ショウの言葉を指摘した。
「連中をどうかするか、だな。問題はそこもだ」
「ドレイク。まさかまた地上に出て来るなんて」
「しかもティターンズと組むなんてな。俺も信じられないさ」
「そんなものだ」
 隼人に対してサコンがそう答えた。
「人間ってのは利害で結びつくものさ。特にああした人種はな」
「サコン」
「それは覚えておいて損はない。そして利害がなくなったならば」
「結びつきが切れる」
「そういうことだ」
 サコンは言った。それは確かに真実であった。
「そこも考えていくべきだな、連中には」
「ああ」
 彼等の話は入り組んだものになった。そしてそれは長い間続いた。
 ロンド=ベルもまた戦いへの備えを進めていた。そしてそれは勝利を目指すものであった。

 戦いを終えたグン=ジェム隊は予想通り戦力の回復に務めていた。破壊されたメタルアーマーの補充及び修理に専念すると共に兵員や物資の補充も受けていた。そして次の機会を待つのであった。
「大事なのはこれからどうするかだ」
 グン=ジェムは部下達に対してそう語った。
「まずは力を回復させなきゃならん」
「賛成」
 四天王もそれに同意した。
「それまではたっぷり力をつけておけ。いいな」
「言われなくても」
 彼等はテーブルを囲んでいた。そして多量の肉を口にしていた。
「た、大佐」
 まずはゴルが口を開いた。
「この肉美味いな」
「おう」
 彼は骨付き肉にかぶりついていた。グン=ジェムも同じである。
「いい豚肉だな。やはり豚はいい」
「そうだな」
 ガナンも食べていた。
「何か砂漠の方じゃこれは食えねえからな」
「あっちはムスリムが多いからね」
 ミンがそれに応える。
「連中は豚食わないからね」
「確か戒律がどうとか言ってたな」
「ああ」
 グン=ジェムに答える。
「戒律のせいでこんな美味いもんが食えないなんて悲しいことだよ」
「だがその分俺達が食える」
 ジンが突っ込みを入れる。
「まあそういうことだな」
 ガナンは骨を皿に放り出してまた新しい肉にかぶりついた。そこに別のメニューがやって来た。
「おう、来たな」
 グン=ジェムはそれを見て嬉しそうに笑った。見ればそれは大蛇を丸ごと料理したものだ。香辛料をふんだんに使ったソースをかけている。そしてグラスも人数分運ばれてきた。赤いものがその中にある。
「これよ、これ」
 グン=ジェムはそれを見てまた笑った。
「やっぱり蛇の生き血は食前酒にもってこいだな」
「おう」
 ガナンがそ
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