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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第二十一話 漢の道
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気そうで何よりです。ところで」
「わかっているよ。聞きたいことは」
 冬月はそれに対して微笑んでから応えた。
「そのゼオライマーだが」
「はい」
「それについて細かい話をしたい。申し訳ないが第二東京市まで来てくれるか」
「わかりました。それでは今から予定を変更してそちらに向かいます」
「うむ、頼む。そうだ」
 ここで彼は思い出したことがあった。
「葛城三佐」
 そしてミサトに声をかけた。
「チルドレン達は今どうしているかな」
「シンジ君達ですか?」
「ああ。元気でいるかな。少し心配なんだ」
「それは御心配なく。元気ですよ」
「そうか、それは何よりだ。安心したよ」
「私も元気ですよ」
 ミサトはにこりと笑ってそれに応えた。
「やっぱりロンド=ベルは雰囲気がいいですから」
「アムロ中佐がいるからかしら」
「だからそれは違うって」
「うふふ」
 リツ子はミサトをからかって少し楽しんでいた。だがそれはミサトも同じであった。
「貴女もクロちゃんとシロちゃんの側にいたいだけでしょ」
「それは違うわ」
 リツ子は表面上はそれを否定した。
「私がここに移ったのは大空魔竜が手狭になってきたしそれに・・・・・・」
「それでだ」
 ここで冬月が彼女達の話を遮るようにして言った。
「色々とゼオライマーについて話したいことがある。いいか」
「は、はい」
「わかりました」
 二人は慌ててそれに応えた。そしてロンド=ベルは冬月の要請に応え第二東京市へ向かうのであった。

 その頃地下の宮殿において一人の少女が報告を受けていた。
「耐爬が!?まさか」
 幽羅帝はそれを聞き驚きの声をあげた。
「残念ながら」
 報告する男は彼女の前に跪きそのまま報告を続ける。
「湘南において。立派な最期だったということです」
「そうか・・・・・・」
 顔では何事もないことを装った。だが心では違っていた。
「わかった。さがれ」
「ハッ」
 男はそれを受けて下がる。幽羅帝はそれを見届けると後ろに控える髭を生やした老人に対して声をかけた。
「ルラーン」
「はい」
 老人は彼女に応えた。
「耐爬がやられた。これをどう見るか」
「あのマシンの力ならば」
「そうか」
 彼女はそれを聞きまずは頷いた。
「本来ならば私が乗る筈であったあのマシンの力はそこまであるというのか」
「はい」
 ルラーンは答えた。
「木原マサキの開発したものです。まだ力はあるかも知れませぬ」
「オムザックはどうなっているか」
 幽羅帝はそれを聞きながらルラーンにまた問うた。
「もう暫くお待ち下さい」
「そうか」
 彼女はそれを聞いて頷いた。
「それでは今あれを出すのは止めよう」
「はっ」
 ここで幽羅帝は前を見据えた。そして言
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