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機動6課副部隊長の憂鬱な日々
第101話:スバルの先生は誰に?
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そうだね・・・」

「ご理解いただけて幸いですよ、高町1尉」

「・・・そのかわり、帰ったらちゃんと可愛がってよね」

「はいはい。それにしても・・・」

そこで言葉を止めると、なのはが首を傾げる。

「なのはもずいぶんエロくなったよな」

「それは・・・ゲオルグくんのせいだもん」

なのははそう言って、不服そうに俺の顔を見上げる。

「はいはい・・・。それじゃあ、そろそろフェイトとヴィータに
 来てもらうとしますか?」

「そうだね。じゃあ、2人に連絡するね」

「頼む」

なのはは引き締まった表情に戻って頷くと、ヴィータとフェイトに
連絡を取り始めた。





なのはが2人に連絡して10分と少したったころ、
俺の部屋のブザーがなった。
ドアを開けると、フェイトとヴィータがそろって入ってきた。

「一緒だったのか」

「うん。すぐそこで一緒になったんだ」

「なるほど。まあ、2人とも座ってくれ」

2人は俺となのはの向かいに座る。

「話ってなんだよ?」

ヴィータの言葉になのはが頷き、口を開く。

「スバルの個人戦訓練なんだけどね、今はヴィータちゃんに
 見てもらってるんだけど、次からフェイトちゃんに見てもらいたいと思うの」

なのはが話し終えると、部屋の中はしんと静まり返る。
ヴィータとフェイトはお互いの顔を見合わせ、ヴィータは肩をすくめていた。

「なのは。目的を聞かせてくれる?」

なのははフェイトの言葉に頷くと、スバルを交えた3人で話した内容を
簡単にまとめて、2人に向かって話す。
話が終わると、ヴィータとフェイトは得心がいったように頷いた。

「そういうことなら、納得するしかねーな」

「そうだね。そういうことなら、私は喜んで協力するよ」

「2人ともありがとうね」

なのはがそう言って2人に向かって頭を下げるのに合わせて、
俺も感謝の意を表すべく、頭を下げる。

「でも、スバルの面倒を見なくてよくなったら、あたしは暇になるな」

そう言うヴィータの顔は、面白くなさそうに見える。

「それなんだけどね。わたしはキャロの訓練を見てあげないといけないから、
 ヴィータちゃんに訓練とか模擬戦の結果の分析と訓練計画の立案を
 お願いしたいの。いいかな?」

「そーなのか? あたしはいいけど・・・なのははいいのか?」

「うん。今までも結構忙しいから誰かに任せたいと思ってたんだけど、
 なかなか適任者がいなくって。その点、ヴィータちゃんは教導官を
 目指してるし、ちょうどいいかなって」

「そーだったのか・・・。ごめんな、気付かなくって。
 そっちはあたしが引き受けるから、任せとけ」


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