GGO編
百四話 閃く青光、撃ち抜く巨銃
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位置は分かった。サンクス」
「う、うん」
そう言うと、アイリが望遠鏡を外す。現実世界ではまず間違いなく無理だが、この世界だと策敵スキルの恩恵を受けた視力によって、1200m程度の距離なら目視で見える。ついでに、聞き耳スキルを一方向に絞ることで位置を特定し、照準を微調整。
そうして、引き金に指を掛けると、視界に薄緑色の円が現れた。視界の中で、心音に合わせて収縮と膨張を繰り返している。
「吸ぅ……吐ぁ……」
円が収縮する。心臓の鼓動が収まり、消えて行く……
ドンッ
たった一つだけ、大きく、静かな銃声が響き……
「……うっし」
遥か遠くで、蒼いポリゴンが弾けた
………………
「……え!?当てたの!?」
小さくガッツポーズをしたリョウに、数秒遅れてアイリが反応する。そのラグのある反応にリョウは吹き出しつつ。立ちあがりつつM2を担ぐと、ニヤリと笑う。
「だから言ったじゃねぇか。狙撃なんざ、狙って、撃って、当てるだけだってな」
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