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第二十二話 真実
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た。
「ここのGMアカウントでさっきモンスターを消去した事がシステム内で自動チェックされています。私の事も時期に消去されるでしょう。パパ、ママ、おじさん。ありがとう。もう・・・お別れです」
ユイが別れの言葉を発し、彼女の眼から涙が流れると体が光り始め、粒子となり始めた。
「ユイ!行くな!!」
「嫌ぁ!!これからなのに!!これから仲良くみんなで暮らそうって約束したじゃない!!」
キリトはユイの手を取り、アスナはユイを優しく抱き締めるが粒子化は止まらなかった。そして等々、ユイは完全に粒子となりアスナの腕の中から消えてしまった。
「う、う、うあああ!!!」
アスナは現実を受け入れる事が出来ないのか涙を流す。キリトも身体を震わせていた。
そしてシュウも現実の酷さに黙っている事しか出来ずに自分の非力さに握り拳を作る。
(俺は何も出来ねぇのか・・・?何も出来ねぇのかよ!!何が真紅の狩人だ!!何がデビルメイクライのシュウだ!!目の前で苦しんでいる妹やその家族すら俺は救える事は出来ねぇのかよ!!!)
シュウはガタンとコンソールとなっている台座を殴りつける。
しかしシュウはそのコンソールを見てハッと何かを思いついたのかそのコンソールにデータを打ち込んで行く。
「お兄ちゃん?」
「今ならこのコンソールを通してシステムに割り込むことが出来るかもしれねぇ!!ユイを助けるにはこれしかねぇ!!頼む!間に合ってくれ!!」
シュウは父親の後を継ぐために電子情報処理などのプログラミングを専攻していたためこう言った物はお手の物だが、このシステム相手に何処まで通用するか分からなかった。しかし・・・
バチン!!
「うおっ!?」
「シュウ!!」
「お兄ちゃん!!」
システムに弾かれてしまったのかシュウの体がコンソールから離れてしまい、それと同時にウィンドウも閉じてしまった。
弾き飛んだシュウの元にキリトとアスナが駆け寄る。シュウ自身に外傷無かったようで何かを握っている右手をアスナの胸元に差し出し、両手にそれを置く。差し出したのは涙の形をした水晶のような物だった。
「お兄ちゃん。これって・・・」
「ああ。ユイのプログラムがシステムから消去される瞬間に切り離し、オブジェクト化した物だ」
シュウの説明を聞いたキリトは眼を見開き、尋ねる。
「じゃあ・・・これは!!」
「・・・【ユイの心】だと言って良いだろうな。すまねぇ!!俺がもっと早く気付いていれば、ユイは!!!」
シュウが悔しいのか歯軋りをするがアスナは首を横に振る。
「大丈夫だよ、お兄ちゃん。ユイちゃんはここにいるから。そしてユイちゃんに笑顔でいるように言われちゃったからもう私は泣かないよ」
そしてキリ
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