白の襲来
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ん。まぁ、あなたたち二人が相手になっても兄さんには勝てないわよ。特に今年の一年の専用機持ちはさっきのロリメガネ以外は全員問題児のくせして雑魚の集団じゃない」
もちろん、兄さん以外はとその女は付け足す。
「……まさか、お前は風宮の?」
「まぁ、それは想像にお任せするね。そして―――さよなら」
白いISを駆る女は即座にウイングスラスターを伸ばしてそこから多種多様の銃弾の雨を降らせた。
「ほらほら、逃げた方がいいわよ―――って、無理だけど!」
箒はその場から離脱し、一夏は楯無と簪を被った鎖と白いISの間に入って降り注ぐ銃弾を両断していく。
するとその雨は一度止んだ―――が、
―――ドォオオオンッ!!!
白いISを駆る女はさっきのウイングスラスターを外して投げてレーザーで撃って爆発させ、白式を纏う一夏を襲った。
「一夏ッ!?」
箒が雨月と空裂を展開した状態で一夏の方を見ると、
「―――遅いよ」
「なっ―――グハッ!!」
瞬時に白いISが箒を襲ってシールドエネルギーを切らせた紅椿がそのまま落下した。
「なぁあんだ。篠ノ之束が造ったって聞いたけど、大したこと無いじゃん」
期待して損したとばかりにレーザーライフルを二丁展開すると、鎖を解いて楯無と簪を開放する。
「随分な手を使ってくるのね」
「いやぁ。現存するISを上回るISだって聞いたけど、どっちも大したことなかったから興冷めだよ。しかも操縦者が雑魚すぎて話にならない。これが世間一般での最初の男性操縦者とその恋人候補かぁ」
白いISが荷電粒子砲を展開してこっちに向かう教師陣を狙撃した。
「あなた、どういうつもり?」
「ん? ただ兄さんを待っているんだよ。こんな低レベルな施設にいると変な虫がつくし牙は抜かれるで大変なんだよねぇ」
―――パチンッ
楯無が指を鳴らすと水蒸気爆発が起こった。が、
「ふぅん。だけど食らわないよ」
「驚いたわ。下がりながら瞬時加速を行うなんて……」
白いISはまるで何かを感じ取ったみたいに爆発と同時に瞬時加速を行って下がった。
「でも、私の考えの半分は達成できたわよ」
そう。ただ楯無も爆発を起こしたわけではない。簪がその間に無人機の残骸と一夏と箒を回収していた。
「無人機はもう使い物にならないって知っているからいらないよ。でも戦力は減らしてこいって言われているから―――ISを貰うね」
その白いISは簪の方に向かうが楯無が蒼流旋のガトリングガンで撃って進行を阻害した。
「残念だけど、そうはいかないの」
「そう。だったらあなたをもらう」
そして白いISは抜刀
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