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インフィニット・ストラトス〜黒き守護者〜
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?」

 相川がそう聞いてくるが、俺は問題ないと答えた。

「デュノアとボーデヴィッヒなら苦戦は間違いなかっただろうけど、あの二人なら策はある」
「……その笑からしてろくな策じゃないのはわかったわ」

 真面目の塊の鷹月がはぁとため息をついた。

「とにかく、ほら、本音を抱いてみて」
「ん? わかった」

 意図はわからないが谷本の言う通り本音を抱きかかえると、

「にぱ〜」
「………」
「あれ? コメントは?」
「………キス、していい?」
「ふぇッ!? ………いい、よ?」

 と、何故か至極真面目に返してきた。

「あ〜、甘い甘い。ちょっと私、コーヒー飲んでくるわ」

 そう言って鏡がどこかに行こうとするが、

『大変よ! あの鉄屑がこっちに向かって―――』

 ―――ズドォオオオンッ!!!

 急に地面が揺れ、俺たちはその場に屈んだ。

『ヤバいわ。8機の内、こっちに3機向かってきてる!』

 それを聞くと同時に俺は五人を抱えた。

「え、ちょ―――」
「言い訳は後で聞く! 今は校舎地下のシェルターに移動する!」

 そう言うと同時にハデスに悪鬼回廊を開かせてその場から校舎に移動した。

「うぇええ……」
「気持ち悪い」
「気付けに飲んどけ」

 五人に栄養ドリンクを渡すと、そのまま校舎に向かわせた。

「祐人!」

 俺の姿を見つけた虚先輩がこっちに向かってきた。

「避難状況は?」
「ほとんどの生徒がシェルターに避難したわ。さぁ、あなたも早く―――」

 虚先輩は言葉を切った。その理由は姿形は違うが無人機が1機こちらに飛来した。
 その無人機は俺を見て、虚先輩を見ると同時にそっちに向かって熱線を発射した。
 急いでディアンルグを展開してその場に割って入る。

「祐人!」
「大丈夫! だからあなたは早く―――グハッ!!」

 よそ見をしていると無人機が俺を蹴り、校舎に叩きつけられた。そのせいで校舎は半壊。

(セバス。被害は?)
『布仏虚は健全。怪我なし―――そして校舎内にいる生徒・教員ともに健在。たまたま誰もいない場所でした。―――ですが、無人機の腕部から未知のエネルギーが放出され、シールドバリアー展開に障害が発生しています。今は解析中ですが、これによって絶対防御機能が発揮できません』

 なるほど、それで今はディアンルグはただ空を飛べる鎧でしかない状況か。
 それを納得すると俺は《斬魂》を右手に《スワロー》一丁を左手に展開すると、その後に同型の無人機が2機降りてきた。

「―――ウッ!!」

 途端に俺に頭痛が襲った。


 ―――○様、あなたは逃げてください
 ―――……でも、祐人を置いて……なんて
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