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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第十四話 愛と勇気と力とが
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「今は喧嘩していい時じゃない」
「チッ」
「フンッ」
 そして二人を別ける。それから話を再開した。
「それで合流場所は」
「うむ」
 大文字はピートの質問に頷く。
「静岡だ。そこで落ち合うことになっている」
「静岡か」
「確かクスハとブリットがいたよな」
 甲児と弁慶がそれを聞いて顔を見合わせる。
「ああ、確か」
「助っ人に来てくれたらいいな」
「ちょっと、それは駄目よ」
 マリが洸とボスに対して言った。
「クスハちゃんもブリット君も猛勉強中なんだから」
「あ、そうだったか」
「そうよ、お医者さんになるんだって。大変みたいよ」
「そうか。なら仕方がないな」
「そうですね。二人に迷惑はかけられませんし」
 神宮寺と猿丸がそれを聞いて頷いた。
「ここは私達が頑張りましょう」
「麗さんの言う通りですね」
 ブンタもそれに同意した。
「結局僕達がしっかりしないと何にもなりませんし」
「そうだよね、俺達がやらないと」
 雅人がその言葉に頷いた。
「そういうとこだな」
 ピートも同じであった。
「グレンダイザーの加入は嬉しいがだからといって気を緩めていいということにはならないからな」
「うむ」
 大文字もそれに頷いた。
「それでは気を引き締めていこう。諸君、いいな」
「了解」
 こうして彼等は静岡に向かった。

「銃を下ろしなさい!」
 暗い司令室で声が聞こえていた。中年の女の声であった。
「勇、どういうつもりなんだ!」
 顎鬚を生やした男が勇に対して問う。勇はそれに対して感情的な声で応えた。
「オルファンが浮上したら人類が滅亡するんだろ!?そんな仕事を手伝うのはもう嫌だ!」
 勇はそう叫んだ。
「貴方はもうリクレイマーになって七年なのよ!オルファン浮上の為に・・・・・・」
「精神も肉体もグランチャーになってアンチボディになるのは辛いんだぞ!」
「勇、冷静に!」
「父さんのせいだ!」
 勇は父である研作にそう叫んだ。
「そのおかげで俺も姉さんも実験体にされたんだ!」
「そんなことはないわ!」
「母さんもだ!」
 今度は母親である翠に対して叫んだ。
「母さんだって姉さんだってここに来てからまるでアンチボディじゃないか!俺はそんな・・・・・・」
 まだ言おうとする。だがここで銃声が轟いた。そして勇の銃が落とされた。
「姉さん!?」
 勇は銃声がした方へ顔を向けた。そこには赤い髪の凛々しい顔立ちの女が立っていた。服も赤かった。
「裏切り者はっ!」
 今度は勇を撃とうとする。だが研作がそれを止めた。
「待て、依衣子!」
「私は依衣子ではない!」
 だが彼女はその名を否定した。そして言い切った。
「私はクインシィ=イッサー。伊佐末依衣子ではない!」
「く
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