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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第十話 悪友との再会
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ばラングラン軍の魔装機はシュテドニアス軍の魔装機を押していた。やはり属性がものを言っていた。
「おい、御前等」
 彼はすぐに自軍に指示を下した。
「こっちも頭使うんや。属性考えて攻撃せい。わかったな」
「属性ですか」
 傍らにいるエリスがそれに尋ねた。
「そうや。御前のやったら水やな」
「はい」
「火の魔装機狙うんや。グランヴェールとかな」
「わかりました」
「わしやったら風やな。サイバスターといきたいところやが」
 見ればサイバスターは少し離れた場所にいる。出向いては前線指揮に影響が出かねなかった。
「仕方あらへんわ。手頃なの相手にするかい」
 そして彼のジンオウも剣を抜いた。そして敵に斬り込んだ。その状況はカークスも冷静に見ていた。
「敵は我等の戦法を真似てきましたね」
「うむ」
 彼にとってそれは予想されたことであった。さして驚いてはいなかった。
「それではこちらも次の戦法に移ろう」
「次の」
「そうだ。オーラバトラーに伝えよ。遊撃戦を展開せよと」
 今度はオーラバトラーに指示を下した。
「彼等は精霊属性はない。その分自由に動ける」
「成程」
「よいか。敵に有利な状況にするな。そして確実に追い詰めていけ」
「わかりました」
 こうしてカークスの次の指示が下った。それに従いマーベル達が動く。そしてシュテドニアス軍に次々と攻撃を仕掛ける。特にマーベルの攻撃が激しかった。
「これなら」
 落ち着いた様子でシュテドニアス軍の魔装機に剣を振り下ろす。そして袈裟懸けに斬る。
「う、うわああああっ!」
 攻撃を受けた魔装機が両断される。パイロットは慌てて脱出ポッドで逃げ出した。
「よかった、逃げたようね」
 マーベルはそれを見て少し胸を撫で下ろした。そして次に敵に向かいオーラショットを放ちまた一機撃墜した。
 ニー達はマーベルに続く形で攻撃に参加する。二機のボチューンとビアレスが敵に切り込む。
「これならどうだっ!」
「私だって!」
 マーベル程ではないが彼等の技量もかなりのものであった。次々にシュテドニアス軍の魔装機を撃墜し彼等に有利な態勢はとらせない。その間にラングランの魔装機は態勢を整え攻撃に移る。戦局はさらにラングランに有利となっていた。その間ショウやマサキは自軍の最右翼にいた。攻撃には参加しているが積極的なものではなかった。
「ショウ」
 ビルバインのコクピットの中にいるチャムがショウに声をかけた。
「わかってる」
 ショウは彼女が何を言いたいのかわかっていた。即座に頷く。

「来るぞ、皆」
 彼はマサキやトッド達に声をかけた。
「あいつが・・・・・・ゲア=ガリングが」
「そうか、いよいよか」
「あの王様と会うのも久し振りだな」
 マサキとトッドがそれに応える。そ
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