暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第十話 悪友との再会
[13/17]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
この巨艦を守りながら随時戦線を離脱した。こうして戦いは終わった。シュテドニアス軍もビショット軍も夕刻には完全に姿を消していた。
「戦いはとりあえずは俺達の勝利だな」
「ああ」
 休息の為に着陸したマサキにファングが声をかけた。
「あのゲア=ガリングを見た時は正直驚いたが」
「そんなに凄かったか?」
「あんな形をしていたからな。あれで空を飛ぶとは信じられん」
「そんあこと言ったらグランガランだって相当なもんだろうが」
「それはそうだがな。あれは何というか」
 ファングは少し言葉に詰まった。
「お城みたいだって言いたいの?ファングさん」
「そう、その通りだ」
 彼はプレシアの言葉にそう応えた。
「あれは将に城だ。何であんな形をしているのか最初はよくわからなかった」
「オーラバトラーは空から来るからな。それを考えてああした形にしたらしいぜ」
「そうらしいな。それを聞いた時には納得したが」
「まあ俺達の魔装機も空を飛ぶしな。それを考えたらよくわかるな」
「ああ」
 ここで彼等の側にやって来る二人のフェラリオがいた。
「ねえ」
 見れば赤い髪のフェラリオとまだ赤ん坊のフェラリオであった。
「ん、シーラ女王の御付きのフェラリオか」
 ファングは二人の姿を認めて言った。エレ=フィノとベル=アールである。
「そうだよ。覚えてくれてたのね」
「嬉しいなあ」
「まあな。ところでどうしたんだ」
「ええ、実は」
「ちょっと珍しいもの見つけたんだ」
「珍しいもの」
 ファングだけでなくマサキもそれを聞いて顔を向けた。
「それは一体何だ」
「ちょっと来て」
「絶対あたし達の役に立つから」
「?」
 マサキ達は首を傾げながらも彼女達に従った。そして二人の導くところにやって来た。マサキ達はそれを見て思わず声をあげた。
「おい、こりゃすげえなあ」
「ああ、大した戦利品だ」
 ファングもマサキの同意する。
「おい、二人共」
 そしてエレとベルに声をかけた。
「すぐにショウ達を呼んでくれ。いいな」
「わかったわ」
 ショウ達がすぐに現場に呼ばれた。彼等はそこにあったものを見て思わず驚きの声をあげた。
「ゲア=ガリングが落としたものか!?」
「どうやらそうみたいね」
 驚くショウに対してマーベルは冷静に返した。
「ライネックにレプラカーンか。またえらいもん見つけたな、二人共」
 トッドがエレとベルにそう声をかけた。
「えへへ」
「どう、凄いでしょ」
「ああ、全くだ」
 ニーが二人を褒めた。そしてそのバッタに似た緑のオーラバトラーと赤いオーラバトラーを見上げた。
「ここでこの二機が入ったのは有り難いな」
「ボチューンも悪くないけれどね」
 キーンも言った。
「で、誰が乗るの」
 マーベルが
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ