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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第十話 悪友との再会
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。そしてその三機の赤いビアレスに正対した。
「やっぱり出て来たか」
「どうするの?やっぱり戦うの?」
「決まってるだろ」
 ショウはチャムに顔を向けてそう言った。
「やってやるさ」
「無理はしないでね」
 こうしてショウのビルバインはその三機の赤いビアレスに向かった。三機のビアレスはそれを見て互いに顔を見合わせた。
「ダー、ニェット、来たぞ」
 髭面の男が他の二人に声をかけた。ガラミティという。
「おう」
「わかってるぜ」
 いかつい顔の大男と隻眼の男がそれに頷く。ダーとニェットである。
「ショウ=ザマ、やはりここにもいるとはな」
「どうやら俺達はあいつとは腐れ縁にあるらしいな」
 彼等はビルバインを前にしても余裕のある態度を崩してはいなかった。歴戦の勇者由縁だろうか。
「だが油断はするな。今まで何度も痛い目にあってきたからな」
 ガラミティが他の二人にそう言う。彼がリーダー格のようである。
「わかってるぜ」
「じゃああれをやるか」
「うむ」
 三人は互いに頷き合った。そしてサッと動いた。ショウを取り囲んだ。
「行くぞ・・・・・・」
 三人は同時に攻撃を開始した。
「トリプラーーーーッ!」
 それでショウのビルバインを討とうとする。だがビルバインはそれよりも早く上に飛んだ。
「ムッ!?」
「トリプラーを!」
 彼等は一斉に顔を上げた。そこではショウが既に攻撃態勢に入っていた。
「そう何度も!」
「いっちゃえええええっ!」
 チャムも同じになって叫ぶ。そしてビルバインはオーラビームソードを三機に向けて放った。
「ウワッ!」
 彼等はそれをよけそこねた。急所こそ外したものの大きなダメージを受けた。それぞれ腕や脚、頭部を吹き飛ばされてしまった。
「クッ、これ以上の戦闘は無理か」
「兄弟、退くぞ」
「ああ、残念だがな」
 こうして赤い三騎士は退いた。だがショウの戦いはまだ終わってはいなかった。
「チャム、今度はあいつだ」
 ショウはゲア=ガリングに顔を向けていた。
「うん」
 チャムもそれに頷く。彼女も敵が何であるかわかっているのだ。
「行くぞ、あいつを倒す!」
「ショウ、待って!」
 だがここで後ろから声がした。そこには一機のビアレスがいた。
「リムル」
「あそこにはお母様がいるわ」
 彼女はビショットと母ルーザの関係を知っていたのである。
「だから私が」
 彼女は前に出ようとする。だがそこに同じ小隊のニー達が来た。
「待て、リムル」
 ニーが彼女に声をかける。
「それだけは止めろ」
「けれど」
「いいから。子が母に剣を向けるようなことがあってはならないんだ」
「これは戦争なのよ、ニー」
 しかしリムルも引き下がらなかった。
「バイストンウェルの戦いの
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