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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第七話 戦国魔神
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話?」
 マサキはそれを聞いて声をあげた。
「一体そりゃ何だ」
「何でもバゴニアで変わった形をした三隻の戦艦が姿を現わしたらしい。どうもオーラシップではないようだ」
「奇妙な戦艦だって」
 それを聞いた真吾が声をあげて通信に入って来た。
「それは本当か!?」
「何だ、彼は」
「ああ、ゴーショーグンってロボットのパイロットらしい」
「ゴーショーグン」
「そうさ。まあ今後会った時は宜しくな」
「うむ。こちらこそ宜しく」
 ヤンロンはそれに対して挨拶を返した。マサキとは違いこうしたことはしっかりしている。
「それじゃあな。バゴニアまで行って来る」
「おっと、待てよ」
 マサキが行こうとする彼等を呼び止めた。
「何、去る女を追っ掛けるのはよくないわよ」
「そうそう、去る者は追わずってね」
「そんなんじゃねえよ。あんた達バゴニアって知ってるのかよ」
「それは関係ないさ。俺達はビムラーに導かれてるからな」
「ビムラー」
「詳しい話は今度会った時に聞かせてあげるわ。楽しみにしててね」
「そういうこと。それじゃあ」
「シーユーアゲイン」
 ウィンクと共のレミーの言葉が別れの言葉となった。ゴーショーグンは緑の光に包まれ何処かへ姿を消した。
「何だったんだ、ありゃ」
 マサキはまだ戸惑っていた。
「彼等は姿を消したのか」
 ヤンロンはマサキに問うた。
「ああ、今さっきな。緑色の光に包まれてな。ビムラーとかいったが」
「それが今の光なのだろうか」
「そこまではわからねえが。だが消えちまったのは事実だ」
「ふむ。まあいい。今はそれより今後のことを話そう」
「ああ、そうするか」
 こうしてマサキ達はヤンロン達と合流しカークスの許へ帰った。そして勝利を報告すると共に今後のことを話し合った。そしてトロイアに向けて進軍が決定されたのであった。

「ジェスハ准将は敗れたか」
 トロイアのある都市のホテルの一室でラセツは部下から報告を受けていた。
「はい。そしてこのトロイアまで退却しております」
 シュテドニアスの軍服を着たその部下はそう報告をした。
「やがて我々とも合流するでしょう。そしてロボトニー元帥もトロイアに到着されました」
「動きが遅いな」
 ラセツはそれを聞いてそう呟いた。
「魔装機に乗ってはおりませんから」
「それもあるか。ところで大統領からのご命令はあったか」
「はい、こちらに」
 部下はここで一枚の電報を彼に差し出した。
「どうぞお読み下さい」
「うむ」
 ラセツはそれを手にとった。そして封を切り中を開いて読みはじめた。暫く読んでいたがやがて口を開いた。
「状況が変わった。すぐにここを引き払うぞ」
「何かあったので」
「うむ。少しな」
 ラセツはそう答えてニヤリと笑った。
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