第七話 戦国魔神
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そうだな。見たところドクーガのメカにも似ているし」
「何か凄い予断で話してない?」
「当たってるけれどな、ある意味」
リューネとマサキは通信でヒソヒソと話をしていた。
「ドクーガ!?」
タダナオは別のものに注意を向けていた。
「何だそれは」
「それは後で。ラ=ギアスの話と交換でね」
レミーが彼にそう言葉を返した。
「わかった、坊や」
「坊やとは生憎だな」
タダナオはそれに対して不敵に笑った。
「坊やなんかじゃないってとこを見せようか」
「あら、何処で。お姉さんを満足させられるようなものかしら」
「そうさ。何なら二人きりでどうだい」
「お生憎様。今は間に合ってるわ」
「おやおや。じゃあ今見せるとするか」
「是非お願いするわ」
そうしたやりとりの後彼等は戦闘に戻った。タダナオはすぐにリニアレールガンを放った。
それでまたオーラバトラーを一機撃墜した。何時の間にか数は大きく減っていた。
「あとはあの戦艦だけだな」
真吾は他の二人に対して声をかけた。
「ええ」
「じゃあ派手にやりますか」
「よし」
そしてゴーショーグンは力を全身に込めた。その身体を緑の光が包む。
「あれがあのロボットの技か」
「一体どうするつもりだ」
他の者はゴーショーグンの動きに注目した。ゴーショーグンはその光を背中に集中させた。
「ゴーフラッシャーーーーーッ!」
真吾が叫ぶ。そしてその緑の光を幾条にもして背中から放った。それでスプリガンを撃った。
光がその脇を直撃した。忽ち火の手が挙がる。
「ウワアアッ!」
艦内に衝撃が走り悲鳴が覆う。ショットはかろうじて体勢を維持しながら周りの者に対して問うた。
「被害状況を知らせよ!」
「左側面中破!炎上しております!」
「他に影響はないか!」
「主砲が破壊されました!これ以上の攻撃は不可能です!」
部下がそれに答える。ショットはそれを聞いて頷いた。
「そうか。ならばこれ以上の戦闘は無意味だ。ミュージィとオーラバトラー隊に伝えよ」
「ハッ」
「ここは撤退する。よいな」
「わかりました」
まず急いで戦線を離脱した。そしてそこからミュージィのブブリィのフォローを受けてオーラバトラーを収納した。そして最後にブブリィを収めて何処かへ去った。こうしてスプリガンは姿を消した。
「行ったか」
マサキ達はそれを見送って呟いた。ここでヤンロンから通信が入った。
「そちらはどうなった?」
「今終わったところだ。スプリガンは戦場を離脱したぜ」
「そうか。こちらはシュテドニアス軍にさらに打撃を与えることが出来た。おそらくこれでトロイアまでさしたる軍事行動は出来ないだろうな」
「またえらく戦果を挙げたな」
「ああ。ただ一つ気になる話を聞いた」
「気になる
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