第七話 戦国魔神
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してその中から青い身体と赤い兜を持つロボットが姿を現わした。
「何だあれは!?」
「見たこともねえやつだぞ!」
ガラリアとトッドがそのロボットを見て思わず叫んだ。
「ダイターンの試作か何かか」
「だとしたら中に乗っているのは」
「その前にダイターンがこんなところに出て来るの?」
ショウもマサキもリューネも呆気にとられていた。そして戦いを続けながらそのロボットを見ていた。
「あれ、また変なところに出て来たな」
中から若い男の声がした。
「万丈さんやブライトさんの声に似てるな」
その声を聞いたマサキが言った。
「というかそっくりなんだけれど」
リューネがそれに合わせる。
「真吾ぉ、まさかまた訳のわからないところに出たのお」
色気のある女の声がした。
「今度は女か」
「声変わりする前のサフィーネの声そっくりだな」
「あの女の名前出すのは止めようね、出てきそうだから」
リューネはすかさずショウとマサキに突っ込みを入れた。
「まあ何時出て来るかわからねえ奴だけれどな」
「だから出さないでよ」
ここでもう一人の声がした。
「まあ俺は何処でも可愛い子ちゃんがいればいいけれどな」
「今度はウッディ大尉か」
タダナオがそう呟いた。
「何か皆何処かで聞いたことのある声だな」
「おやおや、どうやら俺達はかなりの有名人みたいだな」
ここで若い男がそれに答えた。
「そりゃそうよ。グッドサンダーチームっていえば正義の戦士なんだから」
「何ならサインしてもいいぜ」
「正義の戦士」
「また胡散臭えな」
ショウもマサキもそれには首を傾げた。
「自称正義の味方程あてにならないものはないぞ」
タダナオもであった。
「あらら、あたし達って信用ないのね」
「大体名前も何処の誰かもわからないのに信用出来る筈ないじゃない」
「そうだな。あんた達は一体何者なんだ?」
リューネがぼやきタダナオが彼等に問うた。
「俺か?俺は北条真吾」
「あたしはレミー=島田」
「キリー=ギャグレー。よろしくな。そしてこれはゴーショーグンっていうんだ」
「おいキリーそれは俺が言う筈だぞ」
「言った者勝ちだぜ、真吾」
ここで三人の顔がそれぞれのモニターに映った。若いアジア系の男と金髪のハーフの大人びた女、そして白人の若い男の三人であった。
「宜しくな。といってもここが何処かもわからないんだが」
「ラ=ギアスってんだ」
「ラ=ギアス」
真吾はマサキの言葉を首を少し傾げさせた。
「異次元にある世界か」
「まあ詳しい話は後にしないか。今戦闘中だし」
「あら、そうだったわね」
「見れば妙な戦艦が空に浮かんでいるな」
レミーとキリーは軽い調子でそう話した。
「見たところあれが悪者だぜ、真吾」
「
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