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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
EpilogueWお料理、頑張りますっ!!byシャマル&シュリエル
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ン(チュウカ鍋というらしい)をオーディンが大きく振るうと、チュウカ鍋に入っている卵が混ざった
白米
(
ライス
)
(魔導を惜しむ事なく使って一瞬で炊いた)、ハムやソーセージと言った具材が、
「「「「「おお・・・!」」」」」
宙を舞う。皆が皆、感嘆の声を上げ、力強い調理法を披露するオーディンを眺める。塩やコショウ、しょうゆと言った調味料を入れ味付け。それで完成のようで、作業台に置かれたターニャ邸に住まう私たち人数分の皿に盛って行く。
「美味そうな匂いしてきたぁぁーーーっ!」
「一気に元気を取り戻したなヴィータ。誰か、皿を食卓に運んでくれ」
「「はーい!」」
食卓へと運んで行く手伝いを申し出たアギトとアイリ(私たちの時は何もしなかったのだが・・・)が、皿に装われたチャーハンの香りを嗅ぐ。手伝わないヴィータに比べれば2人は良い子だが、他の者が食べる料理の香りを、「すぅはぁすぅはぁ」これでもかと言う風に嗅ぐのはどうだろうか。皿が食卓へと移動すると、他の者たちも釣られるように食卓へと移動していく。その光景を私はオーディンの隣で眺め、オーディンと共に苦笑する。
「ライスにはこういった調理法もあるんですね、勉強になります。エリーもメモくらいしておけば? オーディンさん。あとでライスを使う料理を教えてください」
「卵以上に焦がしそうなんだけど。ライスって・・・」
「アイリ、もう我慢できないもん。・・・うわっ、美味しい!」
「コラ、アイリちゃん。つまみ食いはダメよ。メッ」
「でも冷めちゃう前に食べたいよ」
「ターニャ、シグナムさんとザフィーラさんはまだ帰ってないんだよね」
厨房に、くぅ〜、というお腹が鳴った音の大合奏が響いた。エリーゼとアンナ、シャマルが顔を赤らめ、恥ずかしげにこちら――オーディンへと振り向いた。私もお腹は鳴りはしたが、そこまで恥ずかしがるような事なのだろうか・・・?
「とりあえず冷めないように・・・」
オーディンが指を鳴らすと、食卓に並べられた皿全てに蒼い魔力膜が張られた。熱を逃さないようにするための結界だそうだ。万能すぎる・・・オーディンの魔導。それで熱は逃げなくなったが、チャーハンの香りもまた閉ざされ、ヴィータとアギトとアイリがガックリと肩を落とした。
「
主食
(
チャーハン
)
は終わったし、次は副食だな」
「あの、オーディン。私もお手伝いしてよろしいでしょうか。お邪魔はしませんので」
今なら私が一番先にオーディンのお手伝いが出来る位置に居る。だからこそ断れるのを覚悟の上で申し出てみた。しかしそんなものは杞憂で「ああ、頼むよ」笑みで応えてくれた。それから私はもちろん、シャマルにエリーゼ卿、アンナの4人で自発的に手伝いをし、オーディンの指示の下に夕飯を作り上げ
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