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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
EpilogueWお料理、頑張りますっ!!byシャマル&シュリエル
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アギト、アイリはついに、
「げふっ。もう卵焼き、飽きた。肉とか、生野菜でもいいから食いてぇ・・・」
「しばらく卵料理は・・うぷ」
「コケーコケーコケコッコー」
卵焼きの試食を拒否。特にアイリの精神は崩壊寸前だったため、卵焼きの修業はまた後日という事になった。最後に作った自作の卵焼きを口に含む。うむ、一品目の時に比べればまともなモノにはなっていると自己評価。
「シュリエルのは美味しそうよね・・・私との差は何かしら(涙)」
私のと自分のを見比べては食べ、そして気落ちするシャマル。シャマルは最後まで焦がしていたな。私との差はないと思うのだが・・・。
「ただいま・・・って、厨房に集まって何をしているんだ?」
オーディンのご帰宅だ。食卓に突っ伏していたアギトとアイリが真っ先に「お帰りマイスターっ♪」飛んで行って抱きつく。微笑ましい光景だ。私たちもそれぞれ「おかえりなさい」と挨拶して、ここに集まっている理由を告げた。
オーディンは私たちの話を聴き終わると、
「シャマル、シュリエル。今度は私が料理を教えよう。いつからがいい?」
あまりに突然、しかし心が躍る提案を申し出てくれた。だから「お疲れでなければ、お願いします」気遣いを忘れず、そしてその提案を受けた。シャマルもまた「すぐにでもっ!」即答し、オーディンは「よし」と頷き、厨房に入って来た。
「アンナ。夕飯は私が作るよ。料理の先生、大変だったろ? ありがとう」
「い、いえ。エリーやシャマルさん達に教えるのはとても楽しかったので、大変ではありませんでしたよ♪」
頭を撫でられた事で嬉しそうに俯くアンナ。しかしエリーゼは僅かばかり不満そうだ。それを察知してか、オーディンは私たち全員の頭を順に撫でて行った。オーディンに頭を撫でられると、とても胸の奥が温かくなる。不思議な感覚だ。
「さてと。シャマルとシュリエルに教えるのは、今後きっと2人の役に立つと思う料理・・・和食だ」
オーディンは胸を張って言ったのだが、「ワショク?」聞き慣れない単語に私たちは全員小首を傾げる事に。そんな中、エリーゼが「それって、わたしには教えてもらえないんでしょうか?」心底寂しそう、そして悲しそうにそんな事を訊くものだから、オーディンは慌てて「違う違う」首を横に振る。
「ちゃんと教えるよ。シャマルとシュリエルを名指ししたのにはちゃんとした理由があるんだ。それは一応、私個人の理由だから言いたくないんだが・・。とにかく和食とは、私が何度か世話になった世界の一国の料理なんだ」
オーディンは思い懐かしむようにどこか遠い目をして、「また行きたいな・・・」そう漏らした。オーディンがそこまで思い馳せる世界。「私も、行ってみたいです」自然とそう口にしていた。きっと良い世界な
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