暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
EpilogueWお料理、頑張りますっ!!byシャマル&シュリエル
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、オーディンさんを慕っているなら。私が勢いよく飛び込んで来ちゃった所為で、アンナちゃんは目を丸くしてしまっていた。

「ど、どうしたんですか? シュリエルさんとシャマルさんが、私に頼み・・・?」

調理が終わったようで、火を止めて改めて私とシュリエルに振り返るアンナちゃんに、

「料理を教えてほしいの!」「料理の仕方を教わりたい」

やっぱり同じ事を頼み込んだ私とシュリエル。ジッと私たちを見詰めるアンナちゃんは少しの間だけ逡巡した後、「いいですよ」そう笑みを浮かべてくれた。そういうわけで、料理を学ぶ事になった私たち。
でもその前に、昼食を摂るために一度ターニャ邸に帰って来たオーディンさん達と一緒に昼食を頂いた。オーディンさんとシグナムとザフィーラは午後からも一仕事。ターニャちゃんは衣類不足の村へ、オーディンさんと合作した衣類を配送しに行く仕事で朝から不在。
そしてエリーゼちゃんは、

――アンナに料理を習うんですかっ? じゃあわたしも習いますっ!――

一緒にアンナ先生を師事する生徒さんになりました♪

「――で? なんであたしらは休む事が許されねぇんだ?」

午後からは休みであるヴィータちゃんが「ゆっくり昼寝するつもりだったのに」って不満そうに食卓から睨んでくる。食卓には今ヴィータちゃんと、そして人間の子供の背格好になるヴァクストゥームフォルムになってるアギトちゃんとアイリちゃんが腰かけているのだけど。

「あたしに休みなんて要らないのにな〜」

「だよね〜。マイスターと一緒に居られないなんて、アイリ、辛いだけだよ」

この一週間、休みなしでアムルや別の街にまで飛ばされていたから疲れているだろうと言うオーディンさんの心遣いに、2人はちょっと不満そう。ヴィータちゃんは「ホント元気だよな」って隣に座る2人を見た後にもう一度こっちを見て、

「でさ、さっきの続きなん・・・って、あぁなるほど。何で気付かなかったんだろ」

私とシュリエルとエリーゼちゃんが前掛け(エプロン)を借りて着用した姿からようやく察してくれたよう。シュリエルだけは料理の邪魔にならないよう後ろ髪をリボンで結っておさげにした。

「お前らが料理すんのは良いけどさ、大切な食材を無駄に灰にすんなよ?」

「判ってますよ〜。アンナちゃんに教えてもらうんだから、そんな失敗しません」

私たちに料理を教えてくれるのは、家事――特に料理を一手に引き受けてくれているアンナちゃんだもの。その料理の腕は誰もが認めているもの。きっと教え方も上手に決まってるわ。期待を籠めてアンナちゃんに振り向くと、

「エリーが素人なのは判っているからいいとして、お2人は料理経験とかありますか?」

そう訊かれたから、シュリエルと一緒に首を横に振る。だってこ
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